本日も米英のイベントに注目か
【本日のトレードポイント】
-昨日の為替市場-
昨日の為替は英第1四半期GDP(速報値)が-2.0%と予想を上回りポンド買いが散見されました。ただ、「英ベイリーBOE総裁は国債買い入れ増額を示唆した」との一部報道を受けてポンド売りが優勢となり130.65円まで下落しました。ドルはパウエルFRB議長が新型コロナウイルスの経済への影響について悲観的な見方を示したことでドル売りが出ましたが、その後にトランプ大統領が言及していたマイナス金利について「検討していない」と述べたことでドル買いが優勢となりドル円は107.15円付近まで反発しました。
-本日の材料はココ-
本日は東京市場に豪失業率、ロンドンタイムに英ベイリーBOE総裁発言、NYタイムに米新規失業保険申請件数が発表されます。昨日、英ベイリーBOE総裁の国債買い入れの報道でポンドが大きく売られており、これについての発言に注目です。報道を否定すればポンドの買戻しが優勢になりますが、肯定ないし発言がない場合は失望売りでポンド円は下値を試す展開になりそうです。一方で、米新規失業保険申請件数は予想が250万件と凄い数字になっています。前日のパウエルFRB議長の発言も売り材料のひとつになっており、指標発表をきっかけに動意付く可能性もあり発表前後は警戒したいです。