失業保険申請件数は再び300万件越えか
【本日のトレードポイント】
昨日はADP雇用統計が2017年9月以来の減少となったほか、ISM製造業景況指数が節目の50ポイントを割り込んだことでリスク回避の動きが出ました。また米国でのコロナウイルス感染拡大が深刻化していることが投資家のセンチメントを悪化させており、NYダウ平均株価は900ドル超の下落、ドル円は一時107円割れとなり上値の重さが意識されました。
本日は米新規失業保険申請件数や米・加貿易収支に注目が集まります。米新規失業保険申請件数は前週に引き続き増加する見込みで、事前予想が350万件となっています。ただ各社の予想値が150万件~525万件とばらつきがあり、件数が極端に増加した場合は荒れた値動きとなりそうです。コロナウイルス感染拡大が米国経済に深刻なダメージを与えており、経済指標や米政府の動向から目が離せない状況がしばらく続きそうです。