FXレポート

本日は四半期GDP次第か

東京市場
 東京市場ではドル円はもみ合い。特に材料がなく様子見姿勢を強めた展開となりました。豪ドル円はロウ豪準備銀行(RBA)総裁が「必要であれば追加緩和策を講じる用意がある」「長期間にわたり金利を低めに抑えることが予測される」などの見解を示したことで、利下げ観測を手掛かりにした売りが出て下落しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルは乱高下。ECBは政策金利の据え置きを発表すると、一部では利下げへの思惑があったため買いが強まり上昇でスタート。もっとも、声明で「必要ならば長期に渡って金利は現行かさらに低い水準と予想」と利下げを示唆する文言に変更したため一転下落しました。その後ドラギECB総裁の記者会見で「依然として強い経済の兆候がある」「利下げの規模や資産買い入れについて本日議論しなかった」との見解を示したことで、ハト派声明で売り込んだ向きのショートカバーを誘い再度買い戻しが優勢な展開となりました。

NY市場
 NY市場ではドル円は堅調。6月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことや、米10年債利回りが上昇したことを受けてドル買いが先行しました。

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 7月
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 6月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 6月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 7月
15:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 6月
19:30 RUB ロシア中銀政策金利
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比年率] 4-6月期
21:30 USD 四半期GDP個人消費・速報値[前期比] 4-6月期
21:30 USD 四半期コアPCE・速報値[前期比] 4-6月期

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-今日のトレードポイント-
 本日は米第2四半期GDP(速報値)に注目が集まります。市場が一番注目しているのは来週のFOMCとなりますが、その前に発表される大きな指標であります。結果が予想より悪ければ、利下げがほぼ確実な見通しとなるため、昨日のドルの上昇の反発で一転ドル売りが優勢な展開が考えられますので注意が必要となります。逆に結果が予想より良い場合ですが、一時的に上昇までは想定できますが、その次の展開は読みづらいです。この場合、一旦様子見で他の通貨をメインで取引するのも一つの手法と思います。

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