FXレポート

中東情勢の緩和期待 ドル円はヘッドライン相場が続く

-前営業日サマリー-
 ドル円は157.17円でオープン。東京市場では、IMMポジションの3営業日ルールを通過し、4日目に入ったことで為替介入への警戒感がやや後退。ドル円は底堅い推移となりました。ロンドン市場では、中東情勢の緊迫化を背景にNY原油先物が82ドル台まで上昇。有事のドル買いに加え、円売りも重なったことで、ドル円は158円を試す場面がありました。ただ、NY市場では「米国とイランの合意が近い」との報道を受けて市場心理が改善。原油価格は75ドル台まで急落し、ドル円も上昇が一服しました。最終的に157.73円で取引を終えています。

-中東情勢の緩和期待 ドル円はヘッドライン相場が続く-
 本日のイベントは、米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数が予定されています。
 ベッセント米財務長官は4日、CNBCのインタビューで「ホルムズ海峡の安全確保に向けたイランとの合意が今日か明日にも成立する可能性がある」と発言。背景として、イランの海空軍やミサイル戦力への打撃を挙げたことから、市場では地政学リスクの後退が意識されました。NY原油先物は82ドル台から75ドル台へ急落。リスク選好の動きが強まり、S&P500は約2か月ぶりの高値を更新、ナスダックも大きく上昇するなど、株式市場への資金流入が加速しました。半導体株の反発も相場を支える要因となっています。
 一方で、イラン側は米国との直接協議を否定しており、オマーンを介したホルムズ海峡の安全確保に向けた協議が続いているとの立場を維持しています。依然として不透明感は残るものの、本日も関連ヘッドラインが相場を大きく動かす可能性があります。仮に緊張緩和が一段と進めば、安全資産として買われてきたドルが売られやすくなり、介入効果とも相まって円相場の流れが変化するきっかけとなるか注目されます。

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