FOMCと円売りモメンタムの持続性に警戒
-前営業日サマリー-
ドル円は159.40円でオープン。東京市場では、日銀会合の展望レポートにおいて2026年度の物価見通しが大幅に上方修正されたことを受け、タカ派的な内容と受け止められ円買いが優勢。一時158円台まで下押ししました。ただ、その後のロンドン市場では原油高を背景にドル買いが強まり、東京時間の円高の流れを打ち消す展開となりました。NY市場では米経済指標を受けて米長期金利が上昇し、ドルが底堅く推移。ドル円は159.59円で取引を終えました。
-FOMCと円売りモメンタムの持続性に警戒-
本日は豪消費者物価指数、加BOC政策金利、米FOMC / パウエルFRB議長発言が予定されています。
前日の注目材料であった日銀会合では利上げは見送られたものの、展望レポートにて2026年度のコアCPI見通しが0.9%から2.8%へと大幅に引き上げられ、複数委員が利上げ支持を示したことで、一時的に円買いが強まる展開となりました。ただ、植田総裁会見ではタカ派トーンがやや後退し、市場は利上げ織り込みを急速に進めるには至らず、結果として円売りが再開。日銀イベントは方向感を決定づけるには至りませんでした。
こうした中、本日の焦点はFOMCに移ります。政策金利は据え置きがコンセンサスであるため、実質的にはパウエル議長のスタンスが市場の方向性を左右する局面です。仮にインフレ警戒や高金利維持の姿勢が強調されれば、米金利上昇を通じてドル買いが加速し、ドル円は160円トライの動きも視野に入ります。一方で、足元の水準は当局の為替介入警戒感が意識されやすいゾーンでもあり、上昇局面ではスピード調整的な円買いが入りやすい点には留意が必要です。特にヘッドライン主導でボラティリティが高まる可能性があるため、イベント通過前後のポジション管理には慎重さが求められそうです。