有事のドル買いと介入警戒、レンジ継続か
-前営業日サマリー-
ドル円は159.56円と大きく上窓を開けてオープン。週末に米国とイランの協議が決裂したことを受け、有事のドル買いが先行しました。ただ、東京市場では当局による為替介入への警戒感も根強く、上値は抑えられ方向感に欠ける展開となりました。ロンドン市場でも有事のドル買いと介入警戒が拮抗し、売買は交錯。NY市場では、トランプ氏が「34隻の船がホルムズ海峡を通過した」とSNSで投稿したことをきっかけに、原油価格が下落。リスク回避の動きが後退し、ドル円は159円台前半まで下押しとなりました。その後は下げ止まり、159.43円で取引を終えました。
-有事のドル買いと介入警戒、レンジ継続か-
本日のイベントは、米PPI / バーFRB理事発言、英ベイリーBOE総裁発言が予定されています。
トランプ大統領は、イラン海軍の動きに対して強硬姿勢を示し、「封鎖海域に接近すれば排除する」と発言。さらに週末の協議決裂も重なり、中東情勢を巡る緊張は再び高まりつつあります。これを背景に、有事のドル買い圧力は継続しています。
一方で、ドル円は足元で158円~160円のレンジ内推移が続いており、特に上値では為替介入への警戒が強く意識されています。このため、上昇局面では積極的な追随買いは入りにくく、短期的にはレンジ相場が継続する可能性が高いと考えられます。今後はイラン情勢に関するヘッドラインに加え、米インフレ指標の結果次第でドル買いの持続性が試される展開となりそうです。ブレイクアウト狙いというよりは、現状はレンジを前提とした売買戦略を意識したいところです。