FOMCに注目 市場は据え置き予想
-前営業日サマリー-
ドル円は154.47円でオープン。東京市場では、前日のディープシークショックで153円台を付けたドル円がダウ平均の反発などを背景にドル高優勢の地合いとなり、155円台を回復しました。ロンドン市場では、堅調に推移する欧州株を眺めながら序盤に高値を伸ばしたものの、156円台には届かずに反落。リスク回避というよりはポジション調整の動きが主導してドル円は155円台中盤まで下押しました。NY市場では、消費者信頼感指数の結果が発表されたものの、そこまでの動意にはつながらずに、155.49円で取引を終えました。
-FOMCに注目 市場は据え置き予想-
本日のイベントは、BOJ議事要旨公表、豪消費者物価指数、英ベイリーBOE総裁発言、加BOC政策金利、米FOMC政策金利、米パウエルFRB議長発言が予定されており、注目度の高い経済イベントが複数予定されています。特に米FOMCには高い関心が集まっています。
トランプ大統領が就任してからしばらく経ちましたが、ここまでのトランプ氏の動きをみると数多くの大統領令にサインし、他国に対しての関税策などトランプ氏を発端とするヘッドラインで相場も大きく変動しました。日々言動が変化していることから往って来いの相場となることも多く、しばらくは市場も振り回される展開が続きそうです。
そんな中で、本日はFOMCが控えます。市場予想では政策金利を据え置き、利下げを一旦停止することが想定されており、発表に関しては相場の動意も限られたものとなりそうです。焦点となるのは今後の金利見通しについてパウエルFRB議長が見解を述べるのかどうか、その内容次第ではボラタイルな展開も考えられるため、記者会見については注視しておきたいです。