ドル円年初来安値
-前営業日サマリー-
ドル円は155.71円でオープン。東京市場では、狭いレンジで推移していましたが、仲値後はやや上昇に転じ156.20円付近まで上値を伸ばしました。ロンドン市場では、堅調に推移していましたが、急な円買いにより2円近く下落。一時は154円を割り込みました。NY市場では、序盤154円台を狭いレンジで推移。その後やや反発するも、元の水準には戻らず154.48円で取引を終えました。
-ドル円年初来安値-
本日のイベントは、米耐久財受注、米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が予定されています。とりわけ注目度が高いのは米消費者信頼感指数となりそうですが、結果に予想値とのギャップが確認された場合は、突発的な値動きに警戒が必要かもしれません。
足元のドル円は一時154円を割り込み昨年の12月以来の安値を付けました。同じタイミングで米株価指数も下落に転じており、一連の円高、株安はDeepSeekショックとも言われ前記した金融商品のほかに、ビットコインをはじめとした暗号資産通貨の下落や、VIX指数の30%近い上昇など、市場全体でリスクオフの動きがやや目立ちつつあります。また、ドル円は昨日に年初来安値を更新しているため、再び安値に接近した際の突発的な売り圧力には警戒が必要かもしれません。