今週は日米の金融政策会合に注目
-前営業日サマリー-
ドル円は155.59円でオープン。東京市場では日銀の国債買い入れ通告において、一部で期待されていた買い入れ減額が行われなかったことで一時円売りとなったものの、米雇用統計の結果を控えて調整の動きが午後は優勢となり円買いが進みました。ロンドン市場でも雇用統計を控えた様子見ムードは続き、若干円安となるも全体的に小動きとなりました。NY市場では、雇用統計の結果が想定を上振れる内容となったことでドル買い優勢の展開。ドル円は一時157円を付け、その後156.73円で取引をおえました。
-今週は日米の金融政策会合に注目-
本日のイベントは、日GDPが予定されており、オーストラリア、香港、中国が休場となっています。
今週はFOMCや日銀の金融政策決定会合と日米の金融政策に注目の集まる週となりそうです。FOMCでは5.25-5.50%と政策金利の据え置きが規定路線のため、金利によるサプライズは想定しづらいものの、ドットプロットの内容次第では動意が生まれる展開も想定されるため一つ焦点になります。3月FOMCでは「年3回の利下げ」がメインシナリオとして示されましたが、その後の米経済指標のデータを受けて、年1-2回など利下げ回数の見通しが修正されることが予想されています。今後の政策見通しを見極めるうえでもFOMCには注目です。また、日銀の金融政策決定会合においても追加利上げや国債買い入れ減額など注目すべきトピックがあります。日米金利差から相場への影響を大きくなるため、いつも以上に内容を注視した上、取引に臨みたいです。