FXレポート

今週は米重要指標に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は150.36円でオープン。イースター前のグッドフライデーということもあり、一日を通して流動性が低い状態が続きました。東京市場では東京消費者物価指数が発表されましたが、為替への影響は限定的であった反面、仲値発表時間直前にドル円が151.49円から30銭程度急落するような場面もありました。ロンドン市場では材料が乏しく方向感に欠け狭いレンジ幅での値動きとなりました。NY市場ではパウエルFRB議長による「インフレの持続的な鈍化に確信するまでは利下げは適切ではない」「基本シナリオではインフレは低下すると予想」等の発言が伝わり、一時的にドル高に振れる場面も見られました。ドル円は151.31円で取引を終えました。

-今週は米重要指標に注目-
 本日のイベントは、本邦日銀短観、中PMI、米ISM製造業景気指数が予定されており、週末には米ADP雇用者数、米雇用統計等、米国を中心に重要指標が控えています。そして、本日は英国など各国が休場となります。
 米雇用統計では非農業部門雇用者数が過去4回連続で市場予想を上振れており、今回もドルの強さを支える結果となるのか、1990年以来のドル円高値更新となるのか注目です。足元ではウォラーFRB理事やパウエルFRB議長から来年以降の利下げ観測後退を示唆する発言がされた事がドル円の下支え要因となっている一方で、27日に鈴木財務相が介入警戒感を高める発言をしていることから売買の交錯が続いています。指標内容から動意が強まる可能性もあるため、市場の動向には常に目を光らせる必要がありそうです。また、本日は本邦日銀短観や中財新製造業PMIが発表されることからアジア諸国での流動性は期待できますが、イースターマンデーでもある為、欧米諸国の流動性低下からくる突発的な為替変動に注視しつつ取引に臨みたいです。

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