FXレポート

流動性低下に警戒 イースター

-前営業日サマリー-
 ドル円は151.24円でオープン。東京市場では、朝方にウォラーFRB理事が利下げを急がないとの認識を示したことなどから、ややドル高・円安傾向の相場となり、ドル円は一時151.54円付近まで上昇しました。ロンドン市場では、英第4四半期GDPが2期連続のマイナス成長となったことや、2月独小売売上高が4か月連続で前月比マイナスとなるなど、対ドル通貨にとっての売り材料となり、ドル買い優勢の地合いとなりました。NY市場では、イースター休暇を控えて様子見のムードが広がり、151円前半での推移。ドル円は151.35円で取引を終えました。

-流動性低下に警戒 イースター-
 本日のイベントは、日東京都区部消費者物価指数、米個人所得、米PCEデフレーター、米サンフランシスコ連銀総裁発言、米パウエルFRB議長発言が予定されており、聖金曜日で米国をはじめとして多くの国が休場となります。
 本日は2023年度の末を迎える最終営業日で世界の主要市場がイースターで休場となります。東京市場をはじめとして各時間帯で取引が閑散とすることが想定され、値動きも限定的なものとなりそうです。ただ、流動性の低下から突発的に一方向へ走りだしやすい面もあるため、介入関連のヘッドラインやNY時間に予定されているPCEデフレーターの結果は要警戒となりそうです。PCEデフレーターの予想は前年同月比で+2.5%(前回:+2.4%)、コアデフレーターは予想+2.8%(前回:+2.8%)と通常指数が前回値から上振れする想定です。仮に両指数が予想値から大きく乖離するような場合は結果が振れた方向にドル円も突発的な値動きとなる可能性が高く注意が必要なため、警戒を強めたうえ本日も取引に臨みたいです。

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