ドル円は動意に乏しい展開に
先週金曜日のドル円は、東京市場では仲値直前にドルが余剰に転じたこともあって次第に売りが優勢となり、一時
106.13円近辺まで値を下げました。その後は、日経平均株価の350円超高をながめ13時前に、一時106.45円近辺まで反
発しましたが、「一部中東勢などから売りが出た」との指摘もあると、106.12円近辺まで弱含みしました。欧米市場
では、グッドフライデーの祝日で米株式・債券・商品市場が休場となり、取引材料が極めて乏しいなかで106.20円前
後での膠着した値動きになりました。その後も大きな値動きは無く、前日比では0.176円低い、106.270円で取引を終
えました。
≪2018年3月30日クローズ時点≫
ドル・円:「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円:「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円:「ブル」 売り38% 買い62%
豪ドル・円:「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円:「ブル」 売り15% 買い85%
ユーロ・ドル:「ベア」 売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 1-3月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業先行き 1-3月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資[前年度比] 1-3月期
10:45 CNY Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 3月
23:00 USD 建設支出[前月比] 2月
23:00 USD ISM製造業景況指数 3月
-今日のトレードポイント-
今週は先週一時的に到達した107円台をドル円が固められるかがカギになりそうです。週明けはイースター連休から
閑散取引が予想されるものの、火曜には日銀短観と豪州のRBA政策金利発表、米国のISM製造業景況指数を皮切りに、
水曜のADP雇用統計、金曜の雇用統計と主要な指標が続き、慌ただしい一週間となりそうです。例年3月と4月では季節
的なフローから相場の癖が変わる傾向が確認され、今週は先週の安値から反転するか、再び円高基調に戻すのか、107
円台を焦点に市場はめまぐるしく駆け引きが続きそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 105.50-107.50
ユーロ・円 129.50-132.50
ポンド・円 148.50-151.50