ドル円は株式の影響を受け、続落
昨日のドル円は、東京市場では時間外の米長期金利が低下したほか、時間外のダウ先物が220ドル超下げたことで一時109.12円近辺まで下落しました。その後は1月中国貿易収支が予想より弱い結果となったことで対人民元を中心にドル高が進んだ流れに沿ったほか、日経平均の330円超高なども相場の支えとなり、15時過ぎには一時109.69円近辺まで値を上げました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が140円下落したことが重しとなったほか、対ユーロを中心にドル高が進んだ影響からドル円は109.75円付近まで値を上げましたが、その後は109.60円近辺でのもみ合いが続きました。NY市場では、ダウ平均が680ドル近い下げ幅になったほか、ナイト・セッションの日経平均先物も810円下げたことでリスク回避目的のドル売りが加速し、108.58円近辺まで急落。取引終盤移行、米10年債利回りも上昇したことで108.90円近辺まで下げ渋るも、ダウ平均が引けに掛けて1,040ドル超下げたため、戻りも限られ、前日比では0.735円安い、108.737円で取引を終えました。
≪2018年2月8日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り23% 買い77%
ユーロ・円 :「ベア」 売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 1月
09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 12月
10:30 CNY 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 1月
10:30 CNY 生産者物価指数(PPI)[前年同月比] 1月
13:30 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 12月
15:45 CHF 失業率 1月
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 12月
18:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 12月
18:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 12月
18:30 GBP 貿易収支 12月
19:30 RUB ロシア中銀政策金利
20:00 BRL 小売売上高指数[前年同月比] 12月
22:30 CAD 新規雇用者数 1月
22:30 CAD 失業率 1月
00:00 USD 卸売在庫[前月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
本日のドル円も、引き続き株式市場への注意が必要です。NY市場において、ダウ平均は一時1,000ドル超えの下げ幅が広がり、円買いが進みました。また本日は、本邦が3連休を迎える週末となります。そのことも踏まえると、リスク回避の動きがさらに広がる可能性があるかもしれません。もし、日経平均が21,000円を割れることがあれば、ドル円も108円台を割る可能性もあります。以上のことから、本日のドル円も引き続き株式市場の動向に注意し、取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 107.90-110.00
ユーロ・円 132.40-135.10
ポンド・円 150.50-154.70