東京株高が下支え、半導体株主導のリスク選好でドル円は156円台
-前営業日サマリー-
ドル円は156.29円でオープン。東京市場では、前営業日に続き日本当局による円買い介入観測が強く意識される中、ドル円は一時155円台前半まで急落しました。その後は買い戻しも入り、156円台半ばまで下げ幅を縮小。ロンドン市場以降は156円を挟んだ神経質な値動きとなり、NY時間では156円後半での展開が続き、156.91円で取引を終えました。
-東京株高が下支え、半導体株主導のリスク選好でドル円は156円台-
本日のイベントは加)失業率、米)雇用統計、米)ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予定されています。
東京市場では、日経平均株価が大幅続伸しました。日経平均は前日比3,320.72円高の62,833.84円で取引を終え、一時63,091.14円まで上昇。前営業日比で5.58%高となり、半導体株を中心に買いが広がりました。
株高の主因は、米ハイテク株高の流れです。AMDの好決算を受けて同社株が5月6日に大幅上昇したことから、東京市場でも半導体関連株に買いが波及しました。またメモリ関連では、米サンディスクなど米国メモリ株の急伸を受け、キオクシアホールディングスは買い注文が殺到。寄り付きから買い気配のまま推移し、大引けではストップ高配分となりました。
こうした半導体株主導の株高は、為替市場ではリスク選好の円売り要因として意識されやすい一方、日本当局による円買い介入観測がドル円の上値を抑えています。日本銀行が7日に公表した8日の当座預金増減要因の予想値からは、1日から6日にかけて4兆円を超える規模の円買い介入が行われた可能性が高いとみられており、157円台では戻り売りや追加介入への警戒感が残りやすい状況です。
7日のドル円は、東京株式市場の大幅高を背景としたリスク選好の円売りが下値を支えた一方、日本当局による円買い介入への警戒感が上値を抑える展開となりました。156円台前半では株高を手掛かりとした買い戻しが入りましたが、157円台にかけては戻り売りや追加介入への警戒感が意識され、上値の重い推移となりました。NY時間では、米新規失業保険申請件数の反応が注目されましたが、ドル円は方向感を欠き、156円台を中心とした神経質な値動きに終始しました。