FXレポート

依然平行線の中東和平

-前営業日サマリー-
 ドル円は159.29円でオープン。東京市場では、NZ中銀が市場予想通り政策金利を据え置いたものの、金利見通しがタカ派的だったことや、据え置き票が想定より多かったことを受けてNZドル買いが加速。ドル円も午後から上げ幅を広げ、前日高値に迫る展開となりました。ロンドン市場では、介入警戒感が意識される水準に入ったものの、原油安や株高を背景にドル円はじり高で推移。NY市場でも流れは変わらず、159.53円まで上値を伸ばして取引を終えました。

-依然平行線の中東和平-
 本日のイベントは、ECB理事会議事要旨、米新規失業保険申請件数、米PCEデフレーター、南アSARB政策金利が予定されています。
 イラン国営放送は昨日、米国との戦闘終結に向けた覚書の草案を入手したと報じました。その中では、イランがホルムズ海峡を無条件には開放せず、船舶の通行をイラン側が管理する内容が記されていたとされています。一方、米政権側の発表とは異なる内容であり、トランプ氏は「イランの支配下にあるメディアの報道は事実無根であり、発表された覚書は捏造だ」と反論しました。双方の主張が食い違っており、和平に向けた見通しは依然として平行線をたどっています。
 紛争長期化への警戒感が残る中、足元で巻き戻されていた有事のドル買いが再び強まり、ドル円は介入警戒水準とされる159円台で足元推移しています。円安けん制発言や実弾介入への警戒に加え、中東関連のヘッドラインにも神経質になりやすい局面です。本日もニュースフロー次第で、上下に振れやすい相場展開が続きそうです。

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