FXレポート

ウォーシュ新体制始動 市場は次回FOMCを注視

-前営業日サマリー-
 ドル円は158.93円でオープン。東京市場では、中東情勢への不透明感が意識される中、週末要因も重なり、ポジション調整には慎重な姿勢が強く、上下ともに動きづらさの残る相場となりました。ロンドン市場では、原油高を背景にドル買いが優勢となったものの、週末および米国3連休を控えて積極的な売買は限定的でした。NY市場では、ウォーシュ氏のFRB議長就任が正式に伝わったものの、金融政策スタンスに関する新たな示唆は乏しく、相場を大きく動意づかせる材料には至りませんでした。ドル円は159.18円で取引を終えています。

-ウォーシュ新体制始動 市場は次回FOMCを注視-
 本日は特段注目度の高い経済指標の発表は予定されていないほか、英国市場および米国市場が休場となります。そのため、全体としては流動性低下に伴う値動きには注意が必要となりそうです。
 先週末には、ケビン・ウォーシュ氏がホワイトハウスでの就任宣誓式を経てFRB議長に正式就任しましたウォーシュ氏は「改革志向のFRBを率いる」と発言した一方、同席したトランプ大統領も「私を見ずに自らやりたいことをやってほしい」と述べるなど、これまでのような直接的な利下げ要求は見られませんでした。市場では、トランプ政権がFRBの独立性を意識した姿勢へ一時的に転換したとの見方も出ています。もっとも、ウォーシュ氏が従来の利下げ支持スタンスを維持しているのか、それとも議長就任を受けて慎重姿勢へ変化しているのかについては、依然として見極めが必要です。今後、景気減速や雇用悪化を示唆する経済指標が続いた場合には、再び政権側から利下げ圧力が強まる可能性も考えられます。
 次回FOMCは6月16〜17日に予定されており、新体制下で初となる政策判断として市場の注目度は高まりそうです。声明文や議長会見に加え、ドットチャートなどを通じた金利見通しの変化にも警戒しておきたいところです。

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