FXレポート

今週のポイントは

東京市場
 東京市場ではドル円はじり高。昨日のウィリアムズ米NY連銀総裁が「積極的に予防的なアプローチをとるほうが良い」と発言したことに対して、NY連銀が次回の政策行動に関するものではないとの見解を示したことや日経平均の大幅な上昇を受けて、ドルの買戻しが進行しました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルはじり安。特段のニュース等は流れていませんが上値が重く、昨日のユーロ高・ドル安に対する巻き戻しが進んだ形となりました。

NY市場
 NY市場ではドル円は往って来い。昨日のドル安の反動でドルの買戻しが続くも、トランプ大統領がツイッターで「FRBは馬鹿げた金融引き締めをやめるべき」と、FRBに改めて利下げ圧力を掛けたことが相場の重しとなり伸び悩み。その後一時107.98円まで上値を伸ばすも、108円の上値は重く再度押し戻されました。


【今日の主な経済指標】
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 6月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 5月
00:00 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言

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-今日のトレードポイント-
 今週は英国保守党新党首決定後の、ブレグジットを巡る英国や欧州各国の動向。米中通商問題が主なトピックとなります。ブレグジットに関しては強硬離脱派とされているボリス・ジョンソン前外相が当選するか、穏健離脱派とされているジェレミー・ハント外相が当選するかでその後の動向は変わってきます。現段階では結果はわかりませんが、来週のポンドの動向は要注目となります。ドル円に関しては次回FOMCで利下げ観測が優勢な情勢の中、今週はFRB高官らが金融政策に関する発言を控える沈黙期間となるため、やや仕掛けにくい環境といえます。その他は欧州中央銀行やトルコ中銀が政策金利の発表が予定されています。

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