FXレポート

明日に米生産者物価指数を控えて

-前日サマリー-
 ドル円は137.0円でオープン。目立った材料はない中137.85円まで上昇するも、欧州勢が参入し始めると米長期金利が低下、加えて原油先物価格の下落から対ドルで欧州通貨が買われたこともあり、ドル円は136.22円まで下落しました。その後はクローズにかけて反発、136.58円で取引を終えました。


-明日に米生産者物価指数を控えて-
 本日のイベントは、日GDP、豪貿易収支、米新規失業保険申請件数、が予定されています。
 いよいよ来週に12月FOMCを控える中、Fed Watchを見ると0.50%利上げ確率が75%程、0.75%利上げ確率が25%程で推移しており、利上げペースの減速が織り込まれています。最終的には14日に発表される米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたうえでの判断になると思われますが、先行指標として明日に公表される米生産者物価指数(PPI)に注目が集まります。市場予想は+7.2%と前回値+8.0%から鈍化することが見込まれています。予想通りもしくは、それ以上にインフレの鈍化が確認できれば、利上げ減速を後押しすることからドル安で反応すると思われます。一方で、米雇用統計やISM非製造業景況指数から堅調な雇用と景気情勢が確認できている中、インフレ減速に陰りが見える場合は0.75%の利上げ観測の高まりからドル高に振れる可能性も考慮しておきたいです。
 本日は材料不足感が否めず、ヘッドラインがない限りは方向感に乏しい展開が予想されますが、引き続き米金利動向に注視しながら取引に臨みたいです。

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