FXレポート

豪雇用統計で方向感出るか

【本日のトレードポイント】
 本日は豪雇用統計や英小売売上高、ECB理事会議事要旨、フィラデルフィア連銀製造業景気指数に注目です。豪雇用統計では新規雇用者数が1万人増加、失業率5.2%が見込まれています。18日に公表されたRBA議事要旨ではRBA(豪中銀)が引き続き雇用市場を注視するとしており、労働市場の動向が金融政策決定の重要な要因の一つとなっています。金利先物市場を元に算出されるRBA-Rate IndicatorによるとRBAが3月に利下げする確率は10%を下回っています。直近利下げムードが後退しており、今回の豪雇用統計が回復基調の豪ドル相場に水を差す結果にならないか注意したいです。
 昨日ドル円はストップロスを巻き込みながら110円を突破して、NY時間に一時111.59円付近まで上値を伸ばしました。米国株や米長期金利の上昇を背景に円安が進行した形で、一転してリスクオンムードが強まりました。本日の米指標が強い結果となれば更に上値を伸ばす可能性があり、押し目を拾う動きも出そうです。

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