FXレポート

米CPIに注目 再度145円にチャレンジする地合いとなっているか

-前営業日サマリー-
 ドル円は144.04円でオープン。東京市場では、仲値にかけてドル買いが観測されるも、日経平均が軟調に推移したことでリスクオフの円高で推移しました。ロンドン市場では、上値の重い欧米の株価を背景に、リスクオフの円買いが先行、ドル円は6月23日安値142.72円まで下落したのち反発するも、米雇用統計が予想を下回ったことで一時142.56円まで下落しました。NY市場では、ロンドン市場の流れや米金利が低下を受けて142.09円付近まで下値を伸ばすと、その後は小幅な値動きとなり142.09円で取引を終えました。

-米CPIに注目 再度145円にチャレンジする地合いとなっているか-
 本日のイベントは本邦国際収支・貿易収支、中消費者物価指数(CPI)、英ベイリーBOE総裁発言が予定されています。
 先週、ドル円は143円台後半から144円後半で推移して金曜日の米雇用統計の発表を迎えました。前日木曜日のADP雇用統計が予想22.8万人に対して結果が49.7万人と大きく上振れたこともあり、米雇用統計が予想を上振れれば145円にチャレンジするかと注目されていましたが、結果は予想22.5万人に対して結果が20.9万人と予想を下振れる結果となり、ドル円も142円前半まで下落しました。
 そして今週は、先週と比較すると注目される経済指標は少ないですが、12日水曜日の米消費者物価指数CPIに注目です。先週末の雇用統計発表前の様に、予想を上振れれば再度145円にチャレンジする地合いになるかにも注目しています。米CPIの結果に対するドル円の反応について、予想を上振れればドルが買われるという見立てがある一方で、強い結果となれば、利上げ継続による景気減退懸念の拡大からドル売りとなるという見立ても出てきています。米CPIの結果が予想を上振れたとしても、ドル売りの動意になる可能性についても留意しながら取引に臨みたいです。

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