FXレポート

迫るFOMCに向け、マーケットに残る警戒感を注視

-前営業日サマリー-
 ドル円は131.78円でオープン。UBSがクレディ・スイスと買収合意との報道が伝わる中、東京市場では序盤はリスク警戒感がやや後退、米2年債利回りの上昇も支えにドル円は132.64円付近まで上昇しました。ただリスクオフ巻き戻しの流れも長く続かず、日経平均の反落なども眺め再びリスク回避の円買い優勢に、結局ドル円は131円台中盤まで押し戻されました。ロンドン市場では、序盤はリスク警戒の動きが一段加速、円高圧力が強まりドル円は一時130.54円付近まで下落、クロス円も軒並み下押しとなるも、その後は株式や米金利の持ち直しから一転切り返す展開となりました。NY市場でも円安地合いが継続、ドル円は東京引けの水準まで反発するも米株の重たい動きもあり引けにかけて失速、131.35円で取引を終えました。

-迫るFOMCに向け、マーケットに残る警戒感を注視-
 本日のイベントは、豪RBA議事要旨公表、独ZEW景況感調査、加消費者物価指数(CPI)、欧ラガルドECB総裁発言、米中古住宅販売件数、米FOMC1日目(政策金利発表は明日)が予定されており、本邦が祝日休場となります。
 昨日はスイス金融大手UBSによるクレディ・スイス買収が正式発表、スイス中銀の仲介もあり週末中にスピード感をもって一連の買収劇が取りまとめられました。また、朝方には本邦日銀ほか各国の主要6中銀が米ドルの流動性供給の拡充に向け協調行動を取るとの発表もあり、市場にとって安心感を与える材料が続き、過熱するリスクオフムードが一旦は後退に向かうとの見方も広がる中での取引となりました。ですが、クレディ・スイス発行の「AT1債」が無価値になるとの波紋、不透明感から欧州主要銀行株、銀行債に売り圧力がかかる場面がみられたほか、為替では欧州時間に一時急激な円高へ、マーケットの疑心暗鬼を示すように依然リスクセンチメントの不安定さは拭えていません。ドル円をはじめ主要通貨の方向感も見出しにくく、一連の金融システム・信用リスク不安は想定以上に根深いと考えられます。加えて、これらシステミックリスクの背景に各国中銀の利上げがある以上は、22日深夜の米FOMCでの利上げ継続あるいは休止、先々の金利見通しの内容など、FRBの判断を見極めることが最重要事項となります。更には、翌23日にもスイス中銀、英BOE政策金利発表が控えていることから、本日以降も週を通して不安定な相場展開がメインシナリオ、大きく荒れるシナリオ等も想定しながら、比較的活発な円の動きに対応したトレード戦略を練っていきたいです。

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