FXレポート

本格的に意識され始めた米国0.5%の利上げ

本格的に意識され始めた米国0.5%の利上げ

-前日サマリー-
 東京市場のドル円は115.50円でスタートし、3連休を控えたゴトー日の仲値買いを背景に115.63円まで上昇しました。その後は輸出勢のドル売りが持ち込まれると前日安値の115.48円まで下落しました。しかし売りが一巡すると下値を切り上げる展開となり、115.70円まで戻しました。ロンドン市場では日銀が週明け14日に10年債を対象とした指値オペの実行を発表すると、長期金利の上昇を抑える日銀の姿勢から全面的に円安が進み、115.87円まで上昇しました。ニューヨーク市場では米消費者物価指数(CPI)が発表され、40年ぶりにCPIが7.5%に達すると米長期金利が2%を上回り、前日高値の116.34円まで上昇しました。そこから揉み合う展開が続き、最終的には116.01円で取引を終えました。

-本格的に意識され始めた米国0.5%の利上げ-
 本日のイベントは、独1月消費者物価指数(CPI)、英10-12月四半期国内総生産、英12月鉱工業生産、スイス1月消費者物価指数(CPI)、ロシア中銀金利、米ミシガン大学消費者態度指数が予定されています。欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス禍で講じた資本要件の主な緩和措置を終了する方針を明らかにしたことや一部のECB政策委員による年内利上げについての言及からタカ派色を強めています。現状維持姿勢を擁護する声もありますが、今後の動向を占う上でも欧州のCPIの結果は重要になってきます。米ミシガン大学消費者信頼感指数においては前回が過去10年間で2番目に低い水準となったことから高まるインフレによって消費者の購買意欲が今回も低下してしまうか注目です。
 また昨日発表された米CPIの結果とブラードセントルイス総裁の発言から3月の政策決定会合において0.5%の利上げ可能性が高まってきました。ブラード総裁は7月までに1%の利上げと3月における0.5%の利上げ支持によって市場では0.5%の利上げは当初20%程度から75%の確率で行われると観測されています。さらに日銀指値オペによる日米金利差の拡大懸念からドル買いが進行すると考えられます。そのため市場の利上げ観測の変化に気を配りながら取引に臨みたいです。

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