FXレポート

金利上昇vsPEPP

-前日サマリー-
 東京市場では米長期金利の上昇に合わせるように一時108.91円までドル高円安になりました。欧州市場では「日銀は国債金利がより柔軟に動く方法を政策点検で検討している」と報じられ円は全面高、直後に発表された米消費者物価指数が予想を下回ったことから米長期金利は下落、ドルも全面安の展開となりドル円は108.36円まで急落しました。NY市場では米10年債入札がセカンダリー市場の利回りよりも高い水準で決定したものの無難な入札と受け止められ、ドル円は上下20銭の幅で乱高下、その後米下院で1.9兆ドルの追加経済対策法案が可決したと伝わるとリスクオンムードとなりNYダウは最高値更新、米長期金利は上昇し、ドル円は108.37円で取引を終えました。

-金利上昇vsPEPP-
 本日のイベントはECB理事会開催、ラガルドECB総裁会見、米新規失業保険申請件数、米30年債入札が予定されています。特に注目すべきイベントは、ECB理事会とその後予定されているラガルド総裁の発言となります。昨今の長期金利上昇はEU各国も例外ではなく、ドイツ10年債利回りは前回のECB理事会(2021年1月)と比べ約0.2%(-0.52%から-0.32%)上昇しています。一方で先週のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の中身を確認すると、保有債券の償還額は63億ユーロ(前週49億ユーロ)、週間の債券買取り額はグロスベースで182億ユーロ(過去平均197億ユーロ)と金利上昇に対して特別大胆に対処しているとは言えない状況となっています。1月に「金利は現行水準またはそれより低い水準にとどまると予想」と声明発表した時から金利が上昇してしまっている現在、昨日一部で報道されたように「ECB理事会はインフレの上昇は一時的という見通しだ」と見解が示されるのか、長期金利の上昇への対処に市場参加者が納得するアンサーができるのか、注目しながら取引に挑みたいです。

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