FXレポート

オクトーバー・エフェクト

【本日のトレードポイント】
-混沌を極める大統領選-
 先週末にトランプ米大統領が新型コロナウイルスの診断で陽性との結果が出たと報じられると世界中のマーケットは大混乱に陥りました。全面的な株安とドル安、また円買いの動きが強まりました。ドル円では105円を一時は割ったものの、104円台での買い戻しは強く滞空時間が短い動きとなりました。また雇用統計も発表されましたが、市場の関心は完全に米大統領選に向けられており、反応は限定的でした。

-オクトーバーエフェクト-
 金融市場におけるアノマリーのひとつに「オクトーバー・エフェクト」という言葉があります。これは、10月に株式相場(をはじめとするマーケット)が下落する傾向があるというものです。1929年に起きた世界恐慌と1987年のブラックマンデー、2007年のリーマンショックがともに10月に起きたことなどが根拠とされています。当然アノマリーの域を出ないものですから下落が必ず起きるというものでは決してありません。しかし、10月に何か大きな出来事が起きるという点では今回のトランプ米大統領の新型コロナウイルス陽性反応もそのひとつといえるでしょう。幸い、病状は軽いとの報道がなされていますがバイデン氏と広がる支持率を足で埋めようとしていたトランプ氏にとっては痛手に他ならないでしょう。今週は7日水曜日に副大統領候補者による討論会が予定されています。トランプ陣営のペンス副大統領は非常に苦しい戦いを強いられることでしょう。次回の大統領候補者による討論会は22日と予定されています。

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