FXレポート

米JOLTS求人に注目

-前営業日サマリー-
 ドル円は148.08円でオープン。東京市場では、ドル買い優勢で148.30円付近まで上値を伸ばすも、東京仲値付近で失速してからは大きく下落し148円の大台を割り込みました。ロンドン市場では、方向感に欠ける動きとなりロンドンフィックスが近くなるとやや上昇の兆しを見せるも、148円の大台は超えずに押し戻されました。NY市場では、上値の重たい動きでスタートし、そこからは円高の流れに。道中で米財務省が第1四半期の借り入れ予想額を従来の8,160億ドルから7,600億ドルに引き下げたとの報道が流れるとドル円はさらに下落が加速し147.30円付近まで一時下落、その後持ち直すも上値は重く147.49円取引を終えました。

-米JOLTS求人に注目-
 本日のイベントは、豪小売売上高、独GDP、欧GDP、メキシコGDP、米JOLTS求人、米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が予定されています。その中でも米JOLTS求人はとりわけ注目度が高く、予想値は870.0万件(前回値:879.0万件)となっています。概ね前回値と変わらない見込みとなりますが、結果が大きく予想値を下回る場合は、大きく円高に振れる傾向があるためダウンサイドリスクへの警戒は必要になるかもしれません。
 足元のドル円は、先週以上に狭いレンジを形成して動いていますが、下値は堅調に切り上げており、サポートは頑丈になりつつあります。1時間足で見るボリンジャーバンドでは、147.20円付近の水準が-σ3に接しているほか、ボリンジャーそのものが広がり始めています。よってこの水準が逆張りのポイントとして意識されることで、ドルが一定数買われ反発する可能性も考慮しておきたいですが、前述した米JOLTS求人による円高へのリスクには注意を払いつつ取引に臨みたいです。

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