FXレポート

原油相場とFOMC議事要旨、ドル円のレンジ突破を見極め

-前営業日サマリー-
 ドル円は157.94円でオープン。東京市場では、株式市場の堅調な推移を背景にリスク選好の円売りが優勢。米長期金利の上昇も加わり、ドル円は上値を目指す展開となりましたが、158.25円付近では上値の重さも意識されました。ロンドン市場では158円台前半で高止まりし、NY市場でも上値の重さと下値の堅さが意識されるなか、小動きに終始。158.13円で取引を終えました。

-原油相場とFOMC議事要旨、ドル円のレンジ突破を見極め-
 本日のイベントは、米週間原油在庫、米FOMC議事要旨が予定されています。
 米原油指標のWTI期近11月物は6日、一時3%安の1バレル86.86ドルまで下落。中東から原油供給量が戻りつつあるとの見方を背景に、供給改善への期待が高まったことが材料となっています。一方、親イラン武装組織フーシとサウジアラビアの対立など中東を巡る緊張は依然として続いており、原油価格の下落が一段と加速する展開には至らず、その後は買い戻しの動きもみられました。
 米株式市場では、原油価格の上昇一服を受けた米金利低下によって株式の相対的な割高感が薄れ、一部の人工知能関連銘柄に資金が流入するなど、投資家心理の改善がみられました。こうしたなか、為替市場への波及は限定的でドル円は158円台前半で底堅く推移しています。株高を背景としたリスク選好の円売りが下値を支える一方、原油価格や米金利の動きを受けたドル売買が交錯しており、足元では方向感を欠く状況です。158円台前半でのレンジ推移が続いているだけに、上下どちらかへ抜けた場合には値動きが加速する可能性もあり、ブレイク後の方向感を慎重に見極めたい局面です。
 また、本日は米FOMC議事要旨が公表予定です。前会合で参加者が景気や物価、今後の金融政策についてどのような認識を示していたのかを確認し、年末にかけての米金利とドルの方向性を占っていきたいです。

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