FXレポート

米CPI・原油価格・介入警戒の3つの材料

-前営業日サマリー-
 ドル円は158.59円でオープン。東京市場では、株安を背景としたリスク回避の円買いや、日米当局による円安牽制への警戒感からドル買いに慎重な姿勢が広がり、軟調に推移しました。ロンドン市場では、「日銀は今月の金融政策決定会合で利上げを見送る公算が大きいものの、12月の利上げの可能性は排除しない」との一部報道を受け、初動では円売りが優勢となりました。ただ、その後は円買いが強まり、ドル円は158円を割り込む展開。NY市場にかけては買い戻しが進んだものの、翌日に米CPIの発表を控えて様子見姿勢が強まり、方向感に欠ける展開となりました。最終的にドル円は158.32円で取引を終えています。

-米CPI・原油価格・介入警戒の3つの材料-
 本日のイベントは、米消費者物価指数 / ベージュブックが予定されています。
 ドル円は、米9月CPIの結果や中東情勢を背景とした原油価格の動向が方向性を左右する展開となりそうです。14日発表の米CPIでは、総合指数がガソリン高を背景に上昇する一方、コア指数は落ち着いた伸びが予想されています。コア指数が予想どおりとなれば、FRBの利上げが12月で一区切りとなるとの見方が支えられる一方、上振れれば追加利上げ観測からドル買いが強まる可能性があります。
 また、中東情勢の緊迫化による原油高は、有事のドル買いやインフレ警戒を通じてドル円の下値を支える材料となりそうです。一方、日本では日銀の追加利上げ観測が残るほか、159円台では為替介入への警戒感も意識され、上値を抑える要因となります。IMMの円買い越しポジションも再び増加しており、円買い余地が残る点には注意が必要です。
 米CPIの上振れや中東情勢の緊迫化がドル高要因となる一方、日銀の利上げ観測や介入警戒が上値を抑える構図が続くとみられ、当面のドル円は方向感を探る展開が想定されます。

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