FXレポート

JOLTS上振れでドル買い加速、160円接近で介入警戒も

-前営業日サマリー-
 ドル円は159.61円でオープン。東京市場では、アジア株の下げ止まりを背景にリスク選好の円売りが優勢となり、底堅い推移。ロンドン市場では、円売りとドル売りが交錯し方向感に欠ける展開。160円を目前に控え、為替介入への警戒感も意識されたことで上値追いは限定的となりました。NY市場では、4月JOLTS求人件数が市場予想を上回る強い結果となり、米金利の上昇とともにドル買いが加速。ドル円は160円目前まで上昇し、159.93円で取引を終えました。

-JOLTS上振れでドル買い加速、160円接近で介入警戒も-
 本日のイベントは、豪GDP、植田日銀総裁発言、米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されています。
 米労働省が発表した4月JOLTS求人件数は761万8000件と前月から大幅に増加し、市場予想を上回る結果となりました。一方で採用件数は減少しており、企業が新規採用には慎重な姿勢を維持している様子もうかがえます。ただ、市場は求人件数の上振れを労働市場の底堅さとして評価し、指標発表後は米金利の上昇とともにドル買いが優勢となりました。
 ドル円は再び160円の節目を試す展開となっていますが、この水準では本邦当局による円安けん制や為替介入への警戒感も根強く残っています。本日発表されるADP雇用統計やISM非製造業景況指数が強い結果となれば、ドル買いが一段と強まる可能性がある一方、160円台ではヘッドライン主導の急変動にも注意が必要です。ドル円の方向性を占ううえで、米雇用関連指標の結果と当局の反応をあわせて確認していきたいです。

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