ドル円161円を前に、米CPIで介入相場再来か
-前営業日サマリー-
ドル円は160.12円でオープン。東京市場では、160円台を維持し下値の堅さを見せたものの、日銀利上げ観測や米金利低下を受けて上値は重く、160.05円まで小幅に下押し。ロンドン市場では、欧州通貨主導の展開となるなか、160円台前半で方向感に乏しく、160.17円前後の狭いレンジ推移にとどまりました。NY市場では、米CPI待ちで方向感を欠いていたものの、トランプ氏の対イラン報復示唆を受けたドル買いで160.45円まで上昇し、4月30日以来の高値を更新。ドル円は160.37円で取引を終えました。
-ドル円161円を前に、米CPIで介入相場再来か-
本日は米消費者物価指数、加政策金利が予定されています。
市場では引き続き、日銀の6月利上げ観測と円安進行への警戒感が意識されています。日銀が政策金利を0.75%から1.00%へ引き上げるとの見方が強まる一方、国債買い入れ減額の停止も検討されており、円買い材料としてはやや複雑な受け止めとなりそうです。
一方、ドル円は160円近辺まで水準を切り上げており、片山財務相が再び「断固たる措置」に言及したことで、介入警戒感は一段と高まっています。上値を試す流れは残るものの、160円台では当局対応への警戒から買いも慎重になりやすいでしょう。
加えて、本日は米CPIが最大の注目材料です。2024年7月には米CPI発表後にドル円が急変し、その後に為替介入が実施された経緯もあり、当時の相場展開が想起される場面です。結果が強弱どちらでも、米金利・ドル円・当局対応が大きく振れる可能性があるため、サプライズを警戒しながら取引に臨みたいところです。