FXレポート

明日のFOMCに向けて

-前日サマリー-
 ドル円は129.85円でオープン。東京市場では序盤から129.20円付近まで下落し、その後の上値も重たい展開となりました。ロンドン市場では、時間外の米長期金利の上昇を支えに130円台まで回復。しかし、対ユーロ主導でドル売りが強まると129.80円付近まで売り戻されました。NY市場では東京市場での高値130.29円を突破すると130.56円まで上昇。その後は再び売りに押され、130円前半での推移となり、130.43円で取引を終えました。

-明日のFOMCに向けて-
 本日のイベントは、豪小売売上高、中PMI、欧GDP、独消費者物価指数、米S&P/ケース・シラー住宅価格指数、米消費者信頼感指数が予定されています。FOMCのボードメンバーから0.25%利上げを支持する声が多数上がっており、明後日発表の米政策金利は、0.25%の利上げを織り込んでいます。市場の関心は利上げの停止時期に移っており、今回が最後の利上げとなることもあるかもしれません。メンバーから利上げ打ち止めを示唆する旨の声明があった場合には、ドルは長期的な売りトレンドを形成するかもしれません。
 これまでに発表されてきた米経済指標では、米国のインフレ鈍化が確認されてきており、明日に発表されるISM製造業景況指数の予想値も48と景気後退ラインの50を割り込む弱気な姿勢を見せています。市場では一定の景気後退がある程度織り込まれているため、仮に本日、明日の米経済指標がネガティブな内容となった場合でも次回FOMCへの影響はある程度限定的になるのではないかと考えられます。

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