FXレポート

今後の懸念材料は

【本日のトレードポイント】
-米中消費者物価指数に注目-
 週明けは欧米各国が経済活動再開に向けて段階的な取り組みが示されたことから投資家のリスクセンチメントが改善しドル円は107.76円まで上昇しました。引き続きリスクオン相場が継続するか注目です。本日は東京時間に中消費者物価指数、NY時間に米消費者物価指数がそれぞれ発表されます。中消費者物価指数は新型コロナによる需要の縮小を受けて、前回が+4.3%でした。今回の予想値が+3.7%と前月からさらに鈍化しており、予想値を下回った場合、世界経済の低迷が意識され一時的にリスクオフに振れる可能性が高く注意したいです。一方で、米消費者物価指数はコロナ禍にある状況を考慮すると、予想から大きなかい離が発生しないと反応しにくいとみられます。

-今後の懸念材料-
 新型コロナの起源について米中での対立が進み、米中貿易の先行きについて懸念が増しています。ただ、起源の証拠となるものをトランプ政権が出していないことから、やや沈静化している印象です。逆にアメリカ国内ではオバマゲートに注目が集まっています。トランプ大統領の選挙に関してロシア疑惑が報じられていましたが、今年に入って疑惑の追及が手詰まりとなりました。一方で、ロシア疑惑の材料になった証拠が逆に民主党を追い詰める資料となってオバマゲートとして報じられています。現在は為替への影響は限定的ですが、一部ではオバマ前米大統領にまで法の手が及ぶのではと言われており、動向を注視したいです。

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