FXのやり方を初心者向けに解説!口座開設までの流れと基礎用語

資産運用として人気のあるFX取引ですが、何からはじめていいのかわからない方も多いのではないでしょうか?FX取引は少額の資金で始められ、24時間取引が可能なこともあり、サラリーマンから専業主婦の方まで幅広く取引されています。
まだFXを取引したことがない方や初心者の方でも基本的なポイントを押さえることで、FX取引は比較的簡単に理解することができます。まずはFX取引の基礎知識から学んでいきましょう。

FXの基礎知識

FXとは?

FXとはForeign Exchange(外国為替)の略称で、日本語では「外国為替証拠金取引」とも言われています。FX取引では異なる国の通貨を交換・取引することで相場の変動による利益を狙います。具体的にはFX会社の口座に日本円を預けることで、「日本円を売って米ドルを買う」や、「ユーロを売って日本円を買う」といった外貨の取引が可能となり、2ヵ国の通貨をセットにして取引する仕組みになっています。こうした組み合わせを通貨ペアと呼んでいます。基本的には外貨を安く買って高く売ることで利益を得ることができ、取引期限もないため長期で大きな利益を狙うこともできます。また金利の高い通貨を保有することで、「スワップポイント」という金利差による利益を毎日受け取ることができる点も大きな魅力の一つと言えるでしょう。

>FXに興味がある方必見!5分でわかるFX

FXの特長

少額の資金で大きな取引を可能にするレバレッジ」を効かせた取引ができることもFXの特長の一つです。「てこ」をイメージするとわかりやすいですが、少ない資金で大きなトレードが可能となります。高いレバレッジでの取引はリスクも高くなりますが、適切に資金管理をすることで大きな収益を狙うことができます。

>レバレッジとは?

FXには大きく分けて2つの利益を期待することができます。一つは為替差益です。これは為替レートの変動によって得られる利益です。FX取引は「買い」(安いときに買って高くなったときに売る。「ロング」とも言う)はもちろん、「売り」(高いときに売って安くなったときに買い戻す。「ショート」とも言う)でも利益を出すことができます。為替レートは24時間刻々と変化していて、買いと売りの二つを使い分けることで相場の上昇と下落のどちらでも収益機会があり、トレードチャンスが無限にあると言っても過言ではありません。

>円高・円安とは?FXでエントリーするならどっちのタイミング?

もう一つはスワップポイントによる利益です。スワップポイントとは通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことで、政策金利が異なるために発生します。
具体的には金利の低い通貨を売って金利の高い国の通貨を買い、次の日までポジションを保有することでスワップポイントをもらうことができ、このスワップポイントは決済するまで保有しているポジション量に応じて毎日発生し続けます。逆に、金利の低い国の通貨を買って金利の高い国の通貨を売る場合は、スワップポイントの支払いが発生します。また、スワップポイントは日々変動します。

>スワップポイントとは?

FX取引は取引額の1/25に相当する証拠金を預けることで売買が可能です。言い換えると証拠金の25倍分の取引ができ、10万円の証拠金で最大250万円分のトレードが可能になります。少ない資金で大きな取引ができることから資金効率が高く、これはFXの最大のメリットでもあります。

通常の外貨預金や外貨両替では1ドル=100円の時に1万米ドルを購入する場合には100万円が必要ですが、FX取引では100万円の1/25にあたる4万円を口座に預けることで1万米ドルの取引が可能になります。その後1ドル=110円の時に決済すると、FX取引の場合も外貨預金と同じように10万円の利益を得られる仕組みです。

FXの特長

①レバレッジを効かせて、少ない資金で大きな取引ができる
②為替差益とスワップポイントによる利益が期待できる
③低いコストで外貨を取引できる
④スマホアプリで24時間気軽にトレードできる

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FXの始め方

FXの基礎知識を押さえたところで、次はFXの始め方を4つのステップでご説明します。

FXを始めるための4つのSTEP

STEP1:FX会社の選定

STEP2:取引口座開設の申込

STEP3:書類審査

STEP4:取引システムにログイン

STEP1:FX会社の選定
FX取引を始めるにはFXの口座開設をする必要がありますが、どこに注目して会社を選べばよいのか初心者の方には分かりづらいかもしれません。国内のFX会社は信託保全が完備されているため、万が一取引している会社が倒産してしまった場合でも顧客の資産は保全される仕組みになっています。しかし、スプレッドやスワップポイント、手数料などは会社によって異なるためよく比較する必要があります。

一番良い方法は自分のトレードスタイルに合った会社を選ぶことです。たとえば、短期の為替差益を狙った取引(スキャルピングやデイトレード)を頻繁にするのであればスプレッドが狭い(コストが低い)会社を、中長期の取引(スイングトレード)やスワップポイントによる収益を重視するのであれば取引する通貨ペアのスワップが高い会社を選ぶことで収益を増やすことが期待できます。
また、初心者の方はわからないことがあった時に気軽に問い合わせできる会社を選ぶことで、安心して取引に臨むことができます。

>みんなのFXが選ばれる理由

>当社の信託保全について

STEP2:取引口座開設の申し込み
口座開設と聞くとわかりづらいイメージが強いですが、口座開設の申し込みは主にFX会社のホームページから申し込むことができます

パソコンやスマートフォンからオンライン上の申込フォームに名前や住所などの必要な情報を入力し、本人確認書類やマイナンバー書類をアップロードや郵送で提出することで申し込みが完了します。実際に店舗に足を運んで申込書に記入するなどといった、面倒な手続きは基本的にないので気軽に口座開設をすることができます。

みんなのFXではFX業界初の最短当日の取引開始ができるオンライン本人確認(eKYC)(※)を導入し、従来よりもスピーディーにお取引を開始することが可能な体制を整えています。
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STEP3:書類審査
口座申し込みが完了するとFX会社による書類審査があります。FX会社がフォームに入力された名前や生年月日といった個人情報と本人確認書類の内容が合っているか、また金融資産や投資経験などがチェックされます。

この審査に通ると口座開設が完了となり、口座開設完了のお知らせがメールまたは郵送で届きます。口座開設完了のお知らせには口座情報やパスワードといった大切な情報が含まれるので大切に保管しましょう。

STEP4:取引システムにログイン
口座開設が完了したらまずは取引システムにログインしてみましょう。会社によって取引画面が違う場合や、取引ツールの設定が必要なことがあるので取引を始める前にトレード環境を整えましょう

FX口座に入金をするには、ネットバンキングから24時間入金できる「ダイレクト入金」とFX会社指定の口座に振り込む方法の大きく2つの方法があります。トレードチャンスを逃さないためにも開設が完了したら口座に入金することを忘れないように注意しましょう。

>選べる2つの入金方法

FXの基本的なやり方

新規注文と決済注文

FX口座に入金したらトレード準備完了です。FX取引ではポジションを建てることを新規注文と言い、逆にポジションを決済することを決済注文と言います。

ポジションは外国為替の持ち高を意味し、一般的に1万通貨=1Lotとされています。取引する際には取引したい通貨ペアを選択してLot数を指定し、買いの新規注文もしくは売りの新規注文からトレードをスタートします。

新規買いでスタートする場合には値上がりにより利益を得ることができ、逆に新規売りでスタートする場合には値下がりにより利益を得ることができます。もちろん相場が見込み通りに動けば利益になりますが、逆の動きとなった場合には損失となります。初心者の方は身近な通貨を選んで取引をスタートすると相場の動きが理解しやすいです。たとえば米ドルユーロ豪ドルといった国内のFX取引で人気のある通貨ペアは情報も豊富で、値動きを予想しやすいと考えられます。

FX取引の基本

・新規買いでスタート ⇒ 値上がりで利益を得る
・新規売りでスタート ⇒ 値下がりで利益を得る
・初心者の方は、身近で、値動きを予想しやすい通貨ペアを選ぶのがおすすめ
(米ドルやユーロ、豪ドルなど)

>米ドル/円、ユーロ/米ドルって何? 通貨ペアについて解説!

6種類の注文方法

FX取引の注文方法はいくつかあり、それぞれを使い分けることで取引の幅を広げることができます。注文方法は主に6種類あります。

①成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文は取引の成立を最優先させる(時価で取引したい)注文方法で「通貨ペア、数量」を指定して発注し、当社に到着した時点でのレートで約定します。素早く取引が成立するためすぐに売買したい時に使われます。

②指値注文(さしねちゅうもん)
指値注文はあらかじめ条件が有利になるようなレートを指定し、その値段に到達した時に約定される注文方法です。買いの指値注文であれば現在よりも低い価格、売りであれば高い値段を指定します。

③逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
一方、逆指値注文は希望の値段に到達した際に成行で注文が発注されて約定する注文方法です。現在よりも不利になるレートを指定して発注する必要があり、あらかじめ指定したレートに到達した時に損切したい場合などに使われます。

④IFD注文
IFD注文はイフダン注文とも言われ、新規注文と、新規注文が約定した後に有効になる決済注文を同時に発注することができる注文方法です。たとえば、米ドル円が100円になった時に買いの新規注文をして、買うことができたら105円での売りの決済注文をしたい場合に使われます。

⑤OCO注文
OCO注文は2つの指値・逆指値注文をあらかじめ同時に発注し、一つが約定した時にもう一つの注文がキャンセルされる注文方法です。たとえば、米ドル円が今100円で、98円になったら新規買い注文、102円になったら新規売り注文をしたい場合に使われます。指値・逆指値を組み合わせることができるため、あらかじめ価格を指定して取引するスタイルのトレーダーに好まれます。

⑥IFO注文
最後にIFO注文ですが、これはIFD注文とOCO注文を組み合わせたもので、新規注文とその注文が約定した時に有効になる2つの決済注文をすべて一括でできる注文方法です。
たとえば、今米ドル円が100円の場合、「98円になった買いの新規注文をして、注文が約定後に99円まで上昇したら利益確定または97円まで下落したら損切りの決済注文」をすべてワンセットで注文する場合に使われます。

成行注文以外の注文方法をうまく使うことで、リアルタイムで相場を見続けることが難しい方でも為替相場の利益チャンスを増やすことができます。
始めは成行注文や指値・逆指値注文といった単純な注文方法を使って理解を深めていき、トレードスタイルや手法に応じてIFD注文やOCO注文を使えるようになれば上級トレーダーの仲間入りです。

>FX取引ではどんな注文の種類がある? それぞれのメリットも徹底解説!

アプリを使った新規注文と決済注文

「みんなのFX」のスマートフォンアプリはいつでも気軽にFX取引ができます。新規の成行注文のやり方を見てみましょう。

まずレートパネルで取引したい通貨をタップ、次の画面で「成行」を選択し、取引するLotを入力、買い注文であれば右下の赤い買値(Ask)をタップします。最後に確認画面で通貨ペアと数量、売買を確認して「注文実行」をタップするだけで注文完了となります。

「みんなのFX」のスマートフォンアプリは保有しているポジションを成行決済したい時も簡単な操作で注文できます。

まずアプリ下段の「ポジション」をタップしてポジション照会を開きます。次に決済したいポジションを選択して「決済注文画面へ」をタップ、成行が選択されていることを確認して最後に下段のレートパネルをタップすることで決済完了となります。

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初心者向け取引スタイル

FX初心者の2人。FXを始めたきっかけや目的、また、どのような取引をしているのかチェックしてみましょう。

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FXを始める上で押さえておきたい用語

FX取引のやり方を理解する上で、いくつか押さえておきたい用語があります。これらの基本的な用語を理解することでFX取引への理解を深めることができるようになり、トレーダーとして自信をもって取引に臨めるでしょう。

スプレッド

スプレッドとはFX会社が提示する外貨を売買するときの「売値(BID)」と「買値(ASK)」の差を意味します。たとえば、米ドル円(USD/JPY)が売値100.00-買値100.01の場合は0.01円(1銭)がスプレッドとなります。

FX会社や通貨ペアによっても異なり、一日の中でも差が広がったり狭まったりします。インターバンク市場ではレートと一緒に常に変化していますが、一般的にFX会社が顧客に配信するレートではスプレッドを「原則固定」にしている会社が多いです。(ただし原則固定時間は限られているほか、時間内であっても相場急変時や流動性が低下している場合は例外です)

スプレッドは実質的な取引コストになるため、狭いほど為替差益を得やすいです。

スプレッド:外貨を売買するときの「売値(BID)」と「買値(ASK)」の差

>FXのスプレッドとは?

ロスカット

ロスカットとは損失の拡大が無限に広がることを抑えるため、ある一定のレベルまで証拠金が減ったときに自動的にポジションを反対売買で決済する仕組みを意味します。

FX会社によりこのルールが異なり、みんなのFXではお客様の損失を未然に防ぐために、FX口座の証拠金維持率が100%以下になったときに、口座にある全てのポジションを自動決済する仕組みになっています。証拠金維持率は「純資産額(口座残高+約定評価損益)÷必要証拠金×100」で計算することができ、100%に近い状態で取引をすることはハイリスクとなります。

ロスカット:一定のレベルまで証拠金が減ったときに自動的にポジションを決済する仕組み

>FXのロスカットとは?取引をする上で重要な意味が!

スリッページ

スリッページとは注文した価格と実際の約定価格のズレを意味します。為替市場は常に変動しているため、約定するタイミングでスリッページが発生し、意図しない価格で注文が成立する場合があります。

みんなのFXでは「スリッページ設定」という機能があり、価格のズレの許容幅を事前に設定することができます。たとえばスリッページ許容幅を1pipに設定すれば1銭までの注文価格と約定価格の差であれば注文は成立しますが、1銭より大きい価格差が発生すれば注文は無効となります。

注文時にスリッページの許容幅をあらかじめ設定することで、意図しない急な価格変動による不利な約定を防止することができます。

スリッページ:注文時の価格と約定価格のズレ

通貨単位

通貨単位とはFX取引において取引できる通貨の単位を意味します。一般的に1Lot=10,000通貨と言われており、米ドル円であれば1万通貨は1万ドルとなります。

FX取引では金額を指定して「100万円分の外貨を買う」といった注文を出すわけではなく、この通貨単位で注文を発注します。最低の通貨単位はFX業者によって異なり、みんなのFXでは少額の0.1Lot=1,000通貨からお取引が可能です。

通貨単位:FXで取引できる通貨の単位

チャート

チャートとは過去の価格推移を表したものです。ラインチャートキャンドルチャートバーチャートといった種類があり、多くの日本の投資家にはキャンドルチャート(ローソク足)が好んで使われています。

過去の価格推移には投資家の心理が表れているといっても過言ではなく、チャート分析を駆使することで相場が上昇局面なのか下落局面なのか予測を立てやすくなります。常に張り付いてチャートを見る必要はありませんが、FXは売買のタイミングが重要なので取引前にはチャートの確認をすることをおすすめします。

チャート:過去の価格の推移を表したもの

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

テクニカル分析とは過去の価格推移を分析して相場を予測することで、ファンダメンタルズ分析は経済状況や金融政策、政局などを分析して相場を予測することを意味します。

テクニカル分析は過去の価格推移を示すチャートを元にして相場のパターンから分析するため、チャートの中に移動平均線やボリンジャーバンドRSIMACDといったテクニカル指標を組み合わせて用いることもあります。

一方、ファンダメンタルズ分析は経済指標や要人発言の内容が材料として重視され、米ドル/円であればアメリカと日本の経済状況や中銀総裁の発言などを分析して相場を予測します。

どちらの分析でも相場の流れに乗って順張りするのか、相場の行き過ぎを逆張りで狙うのかはトレードスタイルによって変わります。

テクニカル分析:チャートなどを利用して相場のパターンを分析し、予測すること
ファンダメンタルズ分析:経済状況や金融政策などから相場を予測すること

>FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめの手法と注意点

やり方を理解できたら実践あるのみ

FX取引の基本的な仕組みは難しくはありません。基本的なルールを押さえることでトレードができるようになり、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を駆使することで収益機会を増やせるのがFX取引の醍醐味です。

初心者からプロトレーダまで同じ土俵で取引できるということは、同じだけ収益のチャンスがあると言えます。FXは少額の証拠金から取引が可能なので、慣れるまではポジションの数量を増やしすぎないで利益確定損切りを考えながら取引に臨むとよいでしょう。まずは自分に合ったFX会社を探すことから始めてみて、自分の使いやすい・安心した環境でFX取引をスタートしてみましょう!

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