FXレポート

定まらない方向感!ドル円は上昇幅を維持できず!!

 昨日のドル円は、東京市場午前においては15,000円台を回復した日経平均株価の上昇を背景にドル買いが進み、102.40円近辺まで上値を伸ばしました。米長期金利が低水準ながら持ち直したことも買いを押し進める支援材料となり、102.40円付近のレンジを維持する値動きとなりました。午後に入り、日経平均株価が伸び悩みを見せるとドル円は積極的な取引は手控えられ、102.30円近辺まで水準を下げました。その後は上値を追う決め手も特段なく、米国の景気に対する先行き不透明感やウクライナ情勢への懸念など不安要素も多いことからこう着状態となり、横ばいでの推移が続く様子見ムードとなりました。欧米市場では、米住宅関連指標が低迷していることからリスク回避の売りが先行し、新築住宅販売件数(1月)の発表を前に102.10円近辺まで下押したものの、予想に対し上振れの強い結果が出た後は一気にドル買い優勢となり、102.60円近辺まで上昇する展開となりました。その後は102.35円近辺まで値を戻しましたが下値は限られ、前日比では0.168円高い102.357円で取引を終えました。

≪2014年2月26日クローズ時点≫
ドル・円     :「ブル」売り25% 買い75%
ユーロ・円  :「ブル」売り46% 買い54%
英ポンド・円 :「ブル」売り44%  買い56%
豪ドル・円  :「ブル」売り13%  買い87%
NZドル・円  :「ベア」売り51% 買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り69% 買い31%

【今日の主な経済指標】
18:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 1月
19:00 EUR 消費者信頼感(確定値) 2月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 1月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 1月
24:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
27:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
 
                  - 今日のトレードポイント -

本日は米上院銀行委員会でのイエレンFRB議長の発言が予定されていますが、すでに市場の関心は来週以降のECB理事会や米雇用統計などの重要イベントに向けられている可能性が高く、市場の反応は薄いことが予想されます。発言内容を見定める必要はありますが、地合いの大きな変化は考えにくいため、慎重な押し目買いスタンスで臨むのがいいかもしれません。


[今日の予想レンジ]
ドル・円   102.00-103.00  ユーロ・円 139.50-141.00  ポンド・円 170.00-171.50

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