米経済指標は強弱まちまちな結果に!伸び悩むドル円!!
昨日のドル円は東京市場午前において、1月の貿易統計が市場予想を上回る2兆7900億円の過去最悪の赤字となったことから円買い地合いとなりました。時間外の米長期金利も低下するなど市場全体でリスクオフの流れが優勢となり、101.90円近辺まで下落しました。午後もリスク回避ムードの広がりから円買い地合いは継続し、日経平均株価の下げ幅が300円超えとなる中、ドル円も連動するように101.85円近辺まで下押ししました。その後は反発の兆しもなく、本日の安値圏での小動きな推移となりました。欧米市場に入り、消費者物価指数(1月)、前週分の新規失業保険申請件数が発表されると、反応は薄いながらも102円台前半まで値を戻しました。続くフィラデルフィア連銀製造業景気指数(2月)、景気先行指標総合指数(1月)はいずれも弱い結果となり、一時102円を割り込む101.973円の安値をつけたものの、すぐに下落幅を回復させ102.40円近辺まで上値を伸ばしました。その後の下値は限られ、前日比では0.019円安い102.293円で取引を終えました。
≪2014年2月20日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」売り53% 買い47%
英ポンド・円 :「ベア」売り52% 買い48%
豪ドル・円 :「ブル」売り18% 買い82%
NZドル・円 :「ベア」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り73% 買い27%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
00:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 1月
00:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
本日は米国の1月中古住宅販売件数の発表がありますが、寒波による影響を引きずる形で予測に対し下振れする弱い結果が考えられます。すでに米国経済に大きなダメージを与えている寒波ですが、今後また襲来するようなことがあれば雇用統計にも影響を及ぼす可能性があります。一方で米国株式市場は堅調な動きを見せているため、リスク回避による円買いと株高に連動したドル買いが対立し、もみ合いの相場となることが予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.00-102.50 ユーロ・円 139.00-141.00 ポンド・円 169.00-172.00