売り一辺倒の展開でドルは急落!!
先週金曜日のドル円は、東京市場において連休前であることに加え、今夜に12月米雇用統計の発表を控えていることから104.77円から104.97円の間で推移する狭いレンジ取引となりました。欧米市場に入り12月米雇用統計が発表されると、失業率は予想比低下となったものの、非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想に対し非常に弱い結果となったことを受け、米10年債利回りの低下とともにドルは売り一辺倒の展開となり104.20円近辺まで急落しました。その後、ドルの買い戻しが入りましたが勢いはなく、前日比では0.675円安い104.116円で取引を終えました。
≪2014年1月10日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ブル」売り47% 買い53%
英ポンド・円 :「ブル」売り33% 買い67%
豪ドル・円 :「ブル」売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ベア」売り63% 買い37%
ユーロ・ドル :「ベア」売り70% 買い30%
【今日の主な経済指標】
9:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
今週のドル円相場は、株価の動きに左右されながらも底堅い展開となると予想されます。10日に発表された12月米雇用統計を受け、バーナンキFRB議長や米フィラデルフィア連銀総裁から、今後の金融政策に関する発言があるか見定めたいです。今週も12月米小売売上高、12月米卸売物価指数(PPI)、12月米消費者物価指数(CPI)、米新規失業保険申請件数、12月米住宅着工件数などの重要指標が多く、発表直後の値動きには注意が必要です。指標が予想よりも弱い結果となれば金利の急低下からドル売りが進むかもしれませんが、反応は一時的ではないでしょうか。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.50-105.00 ユーロ・円 141.00-143.50 ポンド・円 171.00-174.50