FXレポート

ドル円は材料難から方向感を欠く!!

 昨日のドル円は、97.365円で取引を開始した後、仲値に掛けては本邦輸出企業のドル買いが強まり97.50円まで上昇。その後、日経平均株価が150円超値を下げると97.17円近辺まで下落。午後に入り、日経平均株価がプラス圏を回復すると97円台半ばでの推移となりました。欧米市場では、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は35万件と市場予想平均の34万件程度より弱い結果となったものの、この影響は軽微にとどまりました。その後、市場では来週の29-30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑が広がっているとの指摘もあり、新たに円買いや円売りが強まるような材料もなく97円台前半での推移となり、前日比では0.068円安い97.298円で取引を終えました。

≪2013年10月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り10% 買い90%
ユーロ・円  :「ベア」売り77% 買い23%
ユーロ・ドル :「ベア」売り91% 買い 9%
英ポンド・円 :「ベア」売り57%  買い43%
豪ドル・円  :「ブル」売り16%  買い84%
NZドル・円  :「ブル」売り23% 買い77%

【今日の主な経済指標】
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 9月
17:00 DEM IFO企業景況感指数 10月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 7-9月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 7-9月期
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 9月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 9月
22:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 10月
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 8月

                  - 今日のトレードポイント -

 昨日のドル円は、来週のFOMCの結果を見極めたいとの思惑もあり、NY市場では方向感に欠ける展開となりました。本日のドル円ですが、東京市場においては5・10日ということもあり本邦輸入企業によるドル買い・円売り需要が高まり、一時的に上昇する場面が予想されます。NY市場では、卸売在庫やミシガン大学消費者態度指数など、米政府機関の閉鎖影響を受けない内容になりますが、閉鎖の影響は来月に見られることから、仮に指標結果が市場予想よりも良い結果となったとしても、一時的なドル買い傾斜に終わるのではないでしょうか。基本的なスタンスとしては、レンジ相場が予想されます。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   96.50-98.50  ユーロ・円 133.00-135.80  ポンド・円 155.00-159.80

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