FXレポート

米予算案可決も材料出尽くしから円買戻し強まる

昨日のドル円は序盤、オバマ大統領が連邦債務の上限引き上げと暫定予算案に署名を行ったことでデフォルトが回避されたものの、市場では法案可決が織り込まれていたことから、可決後は目先の材料出尽くし感が高まったことで、円に買い戻しが入り98.35円付近まで軟化しました。欧州勢の参入後も円買いの流れが継続するなか、米長期金利が低下したことが嫌気され、円買いの動きが加速し一時97.726円まで下落。NY市場では、円買いが一巡し、市場の焦点は米財政協議から金融緩和に移行し、政府機関の一部閉鎖の影響を見極めたいとして方向感に欠く展開となり前日比-1.056円安い97.920円で取引を終えました。

≪2013年10月17日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り13%  買い87%
ユーロ・円  :「ベア」売り78% 買い22%
ユーロ・ドル :「ベア」売り90% 買い10%
英ポンド・円 :「ベア」売り69%  買い31%
豪ドル・円  :「ブル」売り21%  買い79%
NZドル・円  :「ベア」売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 9月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 9月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 9月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 9月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 9月

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、米財政協議の合意で材料出尽くしから円の買い戻しが優勢になりました。市場の焦点はすでに米国の金融緩和縮小へと移っており、想定通りに年内縮小が開始されるか注目したいです。ただ、政府機関が一部閉鎖された影響で一時的に景況感が悪化しているとみられ年内の縮小が見送られた場合には、縮小期待で先行していたドル買いに巻き戻しが入るとみられます。本日は、米景気先行指標総合指数が予定されているものの、公表が延期されていた先月の雇用統計が来週22日に発表されることになったため、結果を見極めたいとして模様眺めの展開となりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   97.00-99.00  ユーロ・円 132.00-135.00  ポンド・円 157.00-159.50

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