FXレポート

米国のさえない景気や金利上昇めぐる懸念が圧迫!!

 昨日のドル円は、3連休明けの日本株安を見越した売りが先行し、一時98.70円付近まで値を下げました。売り一巡後は、国内輸入企業からの買いが観測されたほか、日経平均株価が130円超安からプラス圏に戻したことで、投資家心理の改善を意識したドル買いが広がり99.10円付近まで上昇しました。
 欧州市場では、クロス円が全面安となった影響から徐々に下げ足を速めたほか、ロンドンフィックスにかけては、9月米リッチモンド連銀製造業景気指数と9月米消費者信頼感指数がいずれも市場予想を下回ったため、米長期金利が低下。日米金利差縮小への思惑から売りが優勢となり、一時98.50円付近まで値を下げました。
 NY市場では、一時60ドル超下落したダウ平均が30ドル超高まで持ち直したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退しドルを買い戻す展開となりました。ただ、99.00円付近で戻りの鈍さを確認すると次第に売りに押され、ダウ平均が再びマイナス圏に沈んだことも重しとり前日比-0.061円安い98.728円で取引を終えました。


≪2013年9月24日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り15% 買い85%
ユーロ・円  :「ベア」売り66% 買い34%
ユーロ・ドル :「ベア」売り88% 買い12%
英ポンド・円 :「ベア」売り65%  買い35%
豪ドル・円  :「ブル」売り17%  買い83%
NZドル・円  :「ブル」売り37% 買い63%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD  貿易収支 8月
08:50 JPY  企業向けサービス価格指数 8月
15:00 DEM  GFK消費者信頼感調査 10月
15:45 FRF  企業景況感指数 9月
20:00 USD  MBA住宅ローン申請指数
21:30 USD  耐久財受注 8月
23:00 USD  新築住宅販売件数 8月
23:00 USD  新築住宅販売件数 8月

              - 今日のトレードポイント -

日米欧で金融緩和環境の継続や強化が期待されながら、市場では慎重なムードが強まっています。NYダウが先週一時史上最高値を更新するなどリスクオン地合いではあるものの、ドイツの大連立に向けた動きや米国の債務上限問題など不透明な要素が懸念されており、しばらく一進一退の展開が続きそうです。
本日は、20:00に米MBA住宅ローン申請指数、21:30に米耐久財受注、23:00に米新築住宅販売件数が控えています。最近の金利上昇をめぐる懸念から米住宅市場回復の足かせとなっており本日もさえない指標結果となれば、ドルの上値の重しとなりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   97.00-99.50  ユーロ・円 130.00-134.50  ポンド・円 150.50-155.00

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