ドルは対円と対ユーロで下落!!
先週金曜日のドル円は、東京市場において、国内外の短期筋の買い観測や米オバマ大統領がバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の後任にローレンス・サマーズ元米財務長官を指名する方向で最終調整に入っているとのニュースを受けて、99円台後半での推移となりました。欧米市場では、米ホワイトハウスの見解として「オバマ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)議長に関する決定をしていない」とのニュースが伝わると、売りが優勢の展開になりました。その後、米8月小売売上高や9月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)が市場予想を下回ったことも売りを誘発し99.19円近辺まで下落。前日比では0.154円安い99.310円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、取引開始後も堅調な推移を見せるなか、一時アジア株の下落を受けリスク回避の円買いユーロ売りが優勢となり下落。売り一巡後はドル円の上昇につれて132.64円近辺まで上昇。欧米市場では、しばらく132.50円近辺でもみ合いが続くなか、ユーロドルやユーロポンドが売り込まれた影響が波及し、前日の安値131.73円を下抜け131.65円近辺まで下落。売り一巡後はNYダウ平均の上昇やユーロドルのショートカバーから下値が切り上がり、132円台を回復。前日比では0.243円安い132.051円で取引を終えました。
≪2013年9月13日クローズ時点≫
ドル円 :「ブル」売り18% 買い82%
ユーロ円 :「ベア」売り62% 買い38%
ユーロドル :「ベア」売り88% 買い12%
英ポンド円 :「ベア」売り78% 買い22%
豪ドル円 :「ブル」売り17% 買い83%
NZドル円 :「ブル」売り43% 買い57%
【今日の主な経済指標】
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 8月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 7月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 8月
22:15 USD 設備稼働率 8月
- 今日のトレードポイント -
先週金曜日のドル円は、米経済指標が市場予想を下回る結果となり売りが加速しました。本日のドル円ですが、市場では18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議長の会見で、総額850億ドルの量的緩和第3弾(QE3)が縮小されるかどうかに注目が集まっています。このため様子見ムードの展開になることが予想されます。ただし、金曜日同様、米経済指標が市場予想を下回る結果となればリスク回避の円買いドル売りへ、市場予想を上回る結果となれば円売りドル買いへと一時的に傾斜するのではないでしょうか。
[今日の予想レンジ]
ドル円 98.50-100.30 ユーロ円 130.50-134.50 ポンド円 155.00-160.00
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