FXレポート

弱い米雇用統計を受けて金融緩和観測が後退!!

先週金曜日のドル円は序盤、日経平均が200円超の下落するなか、ポジション調整目的の売りが入り99.50円付近まで軟化しました。欧米市場では、米雇用統計が発表されて非農業部門雇用者数変化が16.9万人と市場予想の18.0万人を下回ったほか、前回修正16.2万人から10.4万人と大幅に下方修正されたことから、ドル売りが優勢となり98.523円まで下落し99.109円(前日比:-1.019)で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、米雇用統計の発表前とあって様子見ムードが広がっていたものの、日経平均の株安をきっかけに円買いが強まり130.70円付近まで下落しました。欧米市場では、弱い米雇用統計を受けて129.913円まで下押しましたが、引けにかけて、ショートカバーが入ると前日比0.721円安い130.629円まで下げ幅を縮小し取引を終えました。

≪2013年9月6日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円  :「ブル」売り57% 買い43%
ユーロ・ドル :「ベア」売り81% 買い19%
英ポンド・円 :「ブル」売り68%  買い32%
豪ドル・円  :「ブル」売り22%  買い78%
NZドル・円  :「ブル」売り42% 買い58%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY   消費者態度指数・一般世帯 8月
14:45 CHF   失業率 8月
15:00 JPY   景気ウオッチャー調査-現状判断DI 8月
16:15 CHF   実質小売売上高[前年同月比] 7月  
21:30 CAD   住宅建設許可件数[前月比] 7月

              - 今日のトレードポイント -

金曜日の為替市場は、米雇用統計の悪化を受けて、早期での金融緩和縮小観測が後退したことから、米長期国債利回りが低下し日米金利差縮小を意識したドル売りの流れになりました。本日は週末に2020年のオリンピック開催地が東京に決定したことで、日経平均の株高を受けて、リスク選好的な円売りが強まりそうです。一方で、依然としてシリア情勢の先行き不透明感が拭えず、事態が緊迫化した場合には突発的な動きになりやすいため、しっかりとしたリスク管理を行いたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   98.00-101.00  ユーロ・円 129.00-131.50  ポンド・円 153.00-156.50

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