FXレポート

米長期国債利回りの上昇を受けてドル買い強まる!!

昨日のドル円は序盤、米長期国債利回りが時間外取引で大幅に上昇したことを受けて、日米金利差拡大を意識したドル買いから98.35円付近まで上昇しました。欧米市場では、独逸とユーロ圏のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回ったことが好感され、投資家のリスク選好姿勢が強まり98.803円まで上昇。その後、利益確定の売りが出され小幅に反落したものの、欧米株式が堅調に推移したことからドル円の下支えとなり前日比+0.989円高い98.718円で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、米長期国債利回りの上昇にくわえ、中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)の好結果を背景にリスク選好的な円売りが入り131.20円付近まで上昇しました。その後の欧米市場でも、強い独逸・ユーロ圏PMIを受けて、ユーロ買いが優勢になるなか、欧米株式の株高がサポート材料となり前日比+1.350円高い131.850円まで強含み取引を終えました。

≪2013年8月22日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ベア」売り70% 買い25%
ユーロ・ドル :「ベア」売り87% 買い13%
英ポンド・円 :「ベア」売り73%  買い27%
豪ドル・円  :「ブル」売り14%  買い86%
NZドル・円  :「ブル」売り19% 買い81%

【今日の主な経済指標】
14:00 SGD  消費者物価指数(CPI)[前年比] 7月
15:00 DEM  国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
15:00 DEM  国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 4-6月期
17:30 GBP  四半期国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
17:30 GBP  四半期国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 4-6月期
21:30 CAD  消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
21:30 CAD  消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
21:30 CAD  消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 7月
21:30 CAD  消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 7月
23:00 EUR  消費者信頼感(速報値) 8月
23:00 USD  新築住宅販売件数[年率換算件数] 7月
23:00 USD  新築住宅販売件数[前月比] 7月

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、米長期国債利回りの上昇から始まり、ユーロ圏の強い経済指標を背景に欧米株式の株高で市場はリスクオンとなりました。本日も各国の重要な経済指標の発表が複数控えており、株価動向に併せて注視しておきたいです。また、22日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表で9月の緩和縮小観測が大幅に後退する内容ではなかったことが、米長期国債利回りの上昇につながっており、短期的にはドル買い地合いが継続しそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   97.00-100.00  ユーロ・円 130.00-134.00  ポンド・円 152.00-156.00

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