FXレポート

薄商いの中、仕掛け的な動きに注意か!?

昨日のドル円は序盤、お盆明けで取引参加者が戻ってくるなか、円売りが優勢となり97.852円まで強含んだものの、仲値を過ぎると一転して円売りの巻き戻しから97.352円まで反落しました。欧米市場では、米経済指標など目立った取引材料が見当たらない中、英10年債利回りの上昇を受けて、クロス円を中心に円売りが意識されると、ドル円は98.123円まで上昇しました。しかし引けにかけて、NYダウが下げ幅を拡大したことをきっかけに上値が押し下げられ、前日比-0.068円安い97.553円まで軟化し取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、仲値に向けて外貨不足からユーロ買いが強まり130.40円付近まで上昇したものの、仲値後には買いが一巡し売り戻しが優勢になると129.850円まで下落しました。欧米市場では、独連銀が「ECBのフォワード・ガイダンスは利上げの可能性を排除しない」「インフレ圧力が顕在化すれば利上げの可能性がある」との利上げに前向きな見解を示したことが手掛りとなり、ユーロ買いが強まると131.034円まで急伸。もっとも、引けにかけて、短期筋から利益確定の売りが出されるとジリ安の展開となり、前日比-0.005円安い130.101円まで反落し取引を終えました。

≪2013年8月19日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り19% 買い81%
ユーロ・円  :「ベア」売り67% 買い33%
ユーロ・ドル :「ベア」売り86% 買い14%
英ポンド・円 :「ベア」売り74%  買い26%
豪ドル・円  :「ブル」売り15%  買い85%
NZドル・円  :「ブル」売り30% 買い70%

【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 6月
15:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 7月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 7月
18:00 EUR 建設支出[前月比] 6月
18:00 EUR 建設支出[前年同月比] 6月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 6月  

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、本邦のお盆休み明けで取引参加者が戻ってくると見込まれたが、積極的な売買は見られず、明確な方向感はありませんでした。本日もおもな米経済指標の発表予定がないことから株価動向に左右される展開になりそうです。ただし、薄商いのなか、仕掛け的な売買によって急激な値動きが発生する可能性もあることから、リスク管理をしっかりとしておきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   96.50-99.00  ユーロ・円 129.00-132.00  ポンド・円 150.00-154.00

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