米長期金利の上昇を背景にドル買い円売り強まる
昨日のドル円は序盤、本邦四半期実質国内総生産(GDP)が2.6%と市場予想の3.6%を下回ったことから一時的に円買いが強まり95.918円まで下落しました。しかしその後、日経平均の上昇をきっかけに96.65円付近まで反発。欧米市場では、米長期国債利回りの急上昇を背景に日米金利差拡大が意識されドル買い円売りが強まり96.929円まで強含み96.923円(前日比:+0.675)で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、ドル円と同様に弱い本邦GDPを受けて127.962円まで急落しましたが、その後、日経平均がプラス圏まで回復したことにくわえ、ショートカバーが散発的に入ったことで128.901円まで上昇しました。欧米市場では、目立った取引材料が見当たらず方向感に欠く展開となり128円台後半を推移し前日比+0.481円高い128.900円で取引を終えました。
≪2013年8月12日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り15% 買い85%
ユーロ・円 :「ブル」売り49% 買い51%
ユーロ・ドル :「ベア」売り88% 買い12%
英ポンド・円 :「ブル」売り30% 買い70%
豪ドル・円 :「ブル」売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
【今日の主な経済指標】
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 7月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 7月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 7月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 7月
18:00 EUR 鉱工業生産[前月比] 6月
18:00 EUR ZEW景況感調査 8月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 8月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 7月
21:30 USD 輸入物価指数[前月比] 7月
21:30 USD 輸出物価指数[前月比] 7月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 6月
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、本邦の四半期実質国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったことから、円買いが強まったものの、米長期国債利回りが上昇したことでドル買い円売りの流れになりました。本日は、複数の経済指標の発表があるものの、多くの投資家が夏季休暇に入っていることから、値動きは限定的になりそうです。もっとも、米長期国債利回りの上昇局面ではドル買い円売りが出やすいため、強気に臨んでもいいかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 96.00-99.00 ユーロ・円 128.00-131.50 ポンド・円 148.50-152.00
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