FXレポート

米国の早期緩和縮小期待が後退しドル売り優勢!!

昨日のドル円は序盤、NYタイムでの米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えポジション調整の動きが強まるなか、日経平均の下落をきっかけに円の買い戻しが強まり100.30円付近まで軟化しました。欧米市場では、注目されていたFOMC議事録では「資産買入れ終了後も引き続きかなりの間、現在の極めて低いFF金利が正当化される公算と予想」「メンバーの多くが縮小には労働改善が必要と指摘」との内容が公表されると、早期緩和縮小期待が後退しドル売りから一時99.589円まで下落し99.933円(前日比:-1.183)で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、5日の強い米雇用統計を背景にリスク選好的な円売り地合いが継続していたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジション調整から円の買戻しが優勢となり128.20円付近まで大幅に下落しました。しかし、欧米市場に入ると、FOMCで早期での緩和縮小期待が後退したことを受けて、ユーロドルでのユーロ買いが強まったことから、ユーロ円も連れて前日比-0.002円安い129.239円で取引を終えました。

≪2013年7月10日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り20% 買い80%
ユーロ・円  :「ベア」売り54% 買い46%
ユーロ・ドル :「ベア」売り77% 買い23%
英ポンド・円 :「ブル」売り26%  買い74%
豪ドル・円  :「ブル」売り11%  買い89%
NZドル・円  :「ブル」売り23% 買い77%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 6月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
21:30 USD 輸入物価指数[前月比] 6月
21:30 USD 輸出物価指数[前月比] 6月
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 5月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
03:00 USD 月次財政収支 6月

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の発言を受けて一旦はドル買いが加速。しかしその後、米量的緩和の早期縮小観測が後退したことからドル売りが進行しました。本日も、バーナンキFRB議長の講演後の質疑応答で、緩和継続が必要となることに言及したことから、ドル売り・他通貨買いが優勢となる地合いが続きそうです。



[今日の予想レンジ]
ドル・円   98.00-101.00  ユーロ・円 128.00-132.00  ポンド・円 148.00-151.50

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