FXレポート

米雇用統計の流れを引き継ぎ堅調地合いを維持

昨日のドル円は序盤、先週末の強い米雇用統計の流れを引き継ぎ101.525円まで上昇したものの、仲値を過ぎると買いが一巡し100.90円付近まで軟調に推移しました。欧米市場では、おもな米経済指標の発表がなかったことから、手掛かり材料に乏しく方向感に欠く展開となり前日比-0.159円安い100.990円で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、取引開始直後から上昇し130.179円まで強含んだものの、買いが一巡すると利益確定の売りが広がり129.396円まで失速しました。その後の欧米市場では、NYダウや欧州株式が堅調に推移したことを受けて、リスク選好的な円売りが入ると130.185円まで反発し前日比+0.112円高い129.967円で取引を終えました。

≪2013年7月8日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円  :「ベア」売り60% 買い40%
ユーロ・ドル :「ベア」売り72% 買い28%
英ポンド・円 :「ブル」売り43%  買い57%
豪ドル・円  :「ブル」売り17%  買い83%
NZドル・円  :「ブル」売り35% 買い65%

【今日の主な経済指標】
15:45 FRF 財政収支 5月 
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 5月 
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 5月 
17:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 5月 
17:30 GBP 貿易収支 5月 
21:15 CAD 住宅着工件数 6月 

              - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、米経済指標の発表がなく手掛かり難から方向感に欠いたものの、下値では先週末の強い米雇用統計の結果を受けて堅調地合いになりました。本日も取引材料不足から方向感に欠ける展開が想定されますが、ドル円は堅調地合いを維持し底堅く推移するとみれます。ただし、中国の景気減速懸念が強まっており、経済指標の悪化や株式の下落など不安材料が出た場合には、資源国通貨を軸にリスク回避の動きが強まるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   99.50-103.00  ユーロ・円 128.00-132.00  ポンド・円 149.00-152.50

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