米経済指標を手掛りに方向感を探る展開か!?
昨日のドル円は序盤、目立った取引材料が見当たらないなか、前日の急激な下落の反動から97.015円まで堅調に推移しました。その後の欧米市場では、欧米株式の株安を受けてリスク回避の動きから95.138円まで急反落したものの、米長期金利が上昇に転じたことをきっかけに、日米金利差拡大を意識した円売りドル買いから前日比+0.002円の96.014円まで持ち直し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、日経平均が終盤に大きく戻したことをきっかけに、リスク回避の動きが後退し129.343円まで上昇しました。欧米市場では、新規取引材料が乏しく方向感に欠く展開になっていたものの、NYダウが下げ幅を拡大したことに伴って、ユーロ売りが優勢になると前日比+0.264円の128.066円まで軟化し取引を終えました。
≪2013年6月12日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
ユーロ・円 :「ブル」売り40% 買い60%
ユーロ・ドル :「ベア」売り84% 買い16%
英ポンド・円 :「ブル」売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」売り30% 買い70%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 新規雇用者数 5月
10:30 AUD 失業率 5月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 5月
16:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 5月
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
21:30 USD 輸入物価指数[前月比] 5月
21:30 USD 輸出物価指数[前月比] 5月
21:30 CAD 四半期設備稼働率 1-3月期
21:30 CAD 新築住宅価格指数[前月比] 4月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 5月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 企業在庫[前月比] 4月
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、日銀金融政策決定会合の失望売りの反動から買戻しが優勢だったものの、株式市場の株安を受けてリスク回避の流れになりました。本日はNY時間に米小売売上高、新規失業保険申請件数などの注目度の高い指標が予定されています。来週のFOMCを控え緩和措置が継続されるのではとの見方が強いなかで、市場予想を上回る結果になった場合には、逆に緩和措置の解除が意識されドル買いの流れになる可能性もあるかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 94.00-98.00 ユーロ・円 125.00-129.50 ポンド・円 148.00-152.50
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