FXレポート

日米の金融政策の行方に注目!!

昨日のドル円は序盤、仲値に向けてドル買いが入ったほか、前日の下げの反動もあって102.762円まで大幅に上昇しました。ただ、欧米市場では、ダドリー米NY連銀総裁が金融政策について「先行きが不透明なため、次の政策変更が拡大と縮小のどちらになるか確信は持てない」と慎重な姿勢を示したで、ドル売りが優勢になると前日比+0.236円の102.486円まで値を崩して取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、仲値での外貨不足からユーロに買いが入るなか、昨日進んだ円買いの巻き戻し的な動きも加わり132.30円付近まで急ピッチに上昇しました。その後、欧米市場ではNYダウが過去最高値を更新したことを背景に、リスク選好の動きが強まったことでユーロの下支えになると、ユーロ円は132円台前半を堅調に推移し132.288円(前日比:+0.529)で取引を終えました。

≪2013年5月21日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り31% 買い69%
ユーロ・円  :「ベア」売り79% 買い21%
ユーロ・ドル :「ベア」売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ベア」売り34%  買い66%
豪ドル・円  :「ブル」売り11%  買い89%
NZドル・円  :「ブル」売り31% 買い69%

【今日の主な経済指標】
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 4月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 4月
17:00 EUR 経常収支 3月
17:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 3月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 3月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 4月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 4月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

                 - 今日のトレードポイント -

前日の為替市場は、前々日の下げの反動もあって大幅に戻したものの、日米の金融政策の発表を控えて値幅は限られました。本日発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)ですが、緩和拡大か縮小か内容次第では今後の大きなトレンドを形成することも考えらそうです。一方、本邦の日銀金融政策決定会合は金融政策について現状維持とする見通しとなっており、発表自体には材料にならないとみられます。ただし、黒田日銀総裁の記者会見などで失望感を与える発言が聞こえれば円買いが強まるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円  100.50-104.00  ユーロ・円 130.00-135.00  ポンド・円 154.00-158.00

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