FXレポート

くすぶりをみせるキプロス問題!!

昨日のドル円は、キプロス問題が金融市場へ深刻な影響を与えないとの見方が広がると買い戻しが優勢となり95.746円まで上昇する場面も見られました。欧州市場では、再びキプロス問題が意識され円が買い戻される展開となり95円台前半まで下落。NY市場では、米10年債利回りの低下が嫌気され一時94.722円まで下落する場面も見られました。その後は売り買いが交錯し、前日比では0.108円安い95.126円で取引を終えました。
 
東京市場のユーロ円は、キプロスショックの影響が他国へ波及する可能性が低いとの見方が広がるとユーロが買い戻され124.125円まで上昇する場面も見られました。欧州市場では、キプロスショックが再び意識されたことで123円前半まで下落。NY市場では、キプロス議会が銀行預金課税法案を否決したことを受け一時122円台を割れる場面も見られましたが、ECBが「既定の範囲内でキプロスに流動性を供給する」との声明を発表したことから下値は限定的となりました。その後はユーロが買い戻されるも前日比では0.867円安い122.539円で取引を終えました。
 
≪2013年3月19日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ブル」売り41% 買い59%
ユーロ・ドル :「ベア」売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」売り21%  買い79%
NZドル・円  :「ブル」売り33% 買い67%
 
【今日の主な経済指標】
16:00 DEM  生産者物価指数(PPI)[前月比] 2月 
17:00 ZAR  消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月 
17:00 ZAR  消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 2月 
18:00 EUR  経常収支 1月 
18:30 GBP  英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 
18:30 GBP  失業率 2月 
18:30 GBP  失業保険申請件数 2月 
20:00 USD  MBA住宅ローン申請指数[前週比] 
00:00 EUR  消費者信頼感(速報値) 3月 
03:00 USD  米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 
 
              - 今日のトレードポイント -
 
19日から開催している連邦公開市場委員会(FOMC)において、政策は現状維持が予想されているため市場への影響は軽微になることが予想されます。本日もキプロス問題のニュースには注意が必要となります。
 
 
[今日の予想レンジ]
ドル・円   94.00-96.50  ユーロ・円 121.50-124.80  ポンド・円 141.00-146.00

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