米国の祝日で動意薄の展開か!?
先週金曜日のドル円は序盤、NY時間にモスクワでG20財務相・中央銀行総裁会議を控えて、円安けん制への警戒感が強まっていることを背景に、円買いが優勢になり92.25円付近まで軟化しました。欧州市場では、円買いが一服するも戻りは鈍く横ばい推移に。しかし、NY市場に入るとG20関係者が「声明めぐる協議で日本を名指しせず」と発言したことをきっかけに円売りが優勢になり前日比+0.739円となる93.550円まで上昇し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、前日の欧米市場の流れを引き継ぎユーロ安基調に進行し123.20円付近まで下落しました。欧米市場では、欧州経済の先行き懸念から122.894円まで下押したものの、G20財務相・中央銀行総裁会議で日本を名指しした円安けん制発言がなかったことから、円売りが強まり前日比+1.006円の124.972円まで反発し取引を終えました。
≪2013年2月15日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り25% 買い75%
ユーロ・円 :「ブル」売り39% 買い61%
ユーロ・ドル :「ベア」売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」売り45% 買い55%
豪ドル・円 :「ブル」売り18% 買い82%
NZドル・円 :「ブル」売り34% 買い66%
【今日の主な経済指標】
18:00 EUR 経常収支 12月
- 今日のトレードポイント -
金曜日の為替市場は、G20財務相・中央銀行総裁会議での思惑や発言を主導に動意付く展開になりました。本日は米国がプレジデンツデーの祝日で取引参加者が減少していることから、積極的な取引が控えられる可能性がありそうです。ただし、円安について各国要人の発言があった場合には、ボラタイルな相場展開になることが想定されるため注意が必要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 92.00-96.00 ユーロ・円 123.00-128.50 ポンド・円 142.00-148.50