FXレポート

日銀金融政策決定会合での追加金融緩和の発表は!?

昨日のドル円は序盤、日経平均が下げ幅を拡大したことをきっかけに、円買いが優勢となり92.822円付近まで軟化しました。しかし、欧州市場に入ると円買いが一巡し、円を売り戻す展開になると93.777円まで反発。NY市場では、次期米財務長官に指名されているジャック・ルー氏が上院財政委員会の指名承認公聴会で「財務長官に承認されれば強いドル政策を維持する」と発言したが、為替への影響は限定的で前日比-0.007円の93.453円で取引を終えました。
 
東京市場のユーロ円は、前日のNY市場の流れを引き継ぎユーロ売りが先行し124.775円まで緩やかに軟化しました。欧米市場では、イングランド銀行(BOE)が四半期インフレ報告で英国の低成長が長引くとの見通しを示したことから、対ポンドでのユーロ買いが強まり、ユーロ円にも波及したことで126.560円まで大幅に上昇。ただ、引けにかけて短期筋の利益確定の売りが散発的に入り前日比-0.041円の125.698円まで値を崩して取引を終えました。
 
≪2013年2月13日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り24% 買い76%
ユーロ・円  :「ブル」売り43% 買い57%
ユーロ・ドル :「ベア」売り72% 買い28%
英ポンド・円 :「ブル」売り32%  買い68%
豪ドル・円  :「ブル」売り23%  買い77%
NZドル・円  :「ブル」売り45% 買い55%
 
【今日の主な経済指標】
15:30 FRF  国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期 
16:00 DEM  国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期 
16:00 DEM  国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期 
16:45 FRF  非農業部門雇用者・速報値[前期比] 10-12月期 
18:00 EUR  欧州中央銀行(ECB)月報 
19:00 EUR  四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期 
19:00 EUR  四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 10-12月期 
22:30 USD  新規失業保険申請件数 前週分 
06:45 NZD  四半期小売売上高指数[前期比] 10-12月期 
 
              - 今日のトレードポイント -
 
前日の為替市場は、イングランド銀行(BOE)が四半期インフレ報告で「必要なら追加刺激を講じる準備、MPCに整っている」「成長は短期的に弱いままとなる公算」との内容を受けて、ポンド売りが強まりました。本日は、日銀金融政策決定会合が注目されそうです。日銀が早期のデフレ脱却を目指し追加金融緩和を発表するかが焦点になっており、今回の会合で追加金融緩和を見送った場合には、期待感の後退から円を買い戻す動きになるかもしれません。
 
[今日の予想レンジ]
ドル・円   93.00-95.50  ユーロ・円 125.00-128.00  ポンド・円 143.00-146.50

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